シリーズ・うちとえヴぁ

実は観ていない。

思えば、1980年代中盤あたりから、ガッツリオタクってた私ですが、あのエヴァを観ていない。「いいよ。すごいよ」と薦められる機会は多々あって、目にする事も多かったのだけど、序盤、見知らぬ天井、から先を観ていなかったりするのだ。理由?なんか・・・気分。

暴走シーンとか射精シーンとか、話題になった場面多かったんだけど、なんだか食指がそそられなくて。その当時何してたかな。中学三年生?エヴァって1995年だから、ああ、あの当時麻原のニュースを笑いながら観てた。高校の時の同級生が、麻原逮捕の第一報を、黒板に巨大な字で書いたのに笑ってた、そういう高校時代。なおかつ、高校三年間は、凄まじく演劇にのめり込んでいたので、アニメのアの字もなかったんだった。サブカル的空白の三年間。

エヴァは、そういう話だ。女性を神秘とし、女性を神とし、女性を世界とする、そういう話だ。萌えの根幹がそこなら、ああ、サブカルには私の居場所はなかったといえる。

わからないではない。というか、男性って、古今東西、ありとあらゆる著名作家、文豪、画家、詩人に至るまで「女性は素晴らしい!」としか書いていないのだ。当たり前なんだよ、だって、彼らは男性なのだから。

男性は女性を理解し得ない。決して。人間すら相互理解し合えない世界において、況や、男女をや。その中で、人間観察を細部まで行った作家達がいたる結論なんてものは、畢竟「女性はすごい」、当然の帰結。

それに胡坐かいちゃダメだろう・・・。

女性であり、尚且つ、何かを創ろうとする人間なら、反対に「男性は素晴らしい!」っていえよ、って常に思う。あれはさ、所謂アニメ業界も、漫画業界も、男性主流であった、証明だと思うんだ。だからこそ、今女性による「男性賛歌」が出なきゃおかしいだろ、って本気で思うのだけど、そこには乗らない。「私が!」「私が!」ウワー・・・。

ストームのハナシ、頑張って書こうとおもつた。こんなんかいてないで。

「男性よ、貴方方は素晴らしい!貴方方の持つ、悲哀も、欲望も、破壊衝動も、戦争も、差別も、全て、全て!貴方方は本当に美しいし、素晴らしい!」


これだけを込める。

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