シリーズ・うちと不幸

男性の不幸ってなんなんだろうな。

更に限定してしまえば、キモヲタの不幸ってなんなんだろうな、って最近ずtっと考えている。

例えば、日曜の朝、たまたまプリキュアを見て恋に落ちて、でもアニメの女の子に恋するなんて恥ずかしいから、それを必死で押し隠しちゃって、悪ぶって、本当は見たくもないホラー映画見ちゃったりして、あるときそれがクラス中にバレて壮絶なイジメに合っちゃうことかな。

例えば、優秀な両親の元に生まれたんだけど、期待度凄くって、兎に角押し込められて、勉強だけさせられて、友達なくしちゃう、事かな。

それぞれに不幸はあるよね。

例えばさぁ、最初の事例だと、救いは一発「俺もプリキュア好きなんだ」って友達が一人いればいいんだ。

後半の事例は・・・加藤智大。

例えば若くて可愛い女の子に、半笑いで「何アレキモwwwwwwwwww」って言われたり、イケメン連中に「あれっしょ?オタクだろ?お前」って笑われたり?例えば普通の女の人に「ああいうさぁ、キモい男、あたし本当に駄目だわ、だって殺したくなんない?」とか陰口叩かれたり、とか?

例えばさぁ、その状態で親に「何やってんの、あんた。あたしはねえ!こんなキモチ悪い子供育てる為に大金出したんじゃないのよ!」って殴られる事?

徹底してモテなくて、顔を隠して、頭を低くして、自分を守りながら生きてきた少年、生きてきた25歳を、今凄く書きたいのだ。無知の涙。

議長「そこに、彼の責任を完全に放棄させるのか?」

違う。責任は必要。自分を変えられるきっかけはあった。あるはずなのだが、それが思春期には非常に苦痛を伴う、ものでなければならない。彼自身が自分の生き方を選択できる余地はある、だが視野狭窄に陥った状態であり、そのきっかけは、実に、見つけにくいものでなくてはならない。

男性の恨みはいつも「自分自身」に向かうのだ。俺が駄目なんだ、俺が悪いんだ。俺は気持ち悪いから、ごめんなさい。ごめんなさい。そいつは、小太りで気持の悪い容貌でなければならない。卑屈で、人々に不快感を与える人物でなければならない。

議長「職業」

短大、高卒、専門卒、大卒、工学部系は決まっている。高卒・・・いや、大学中退、だ。それからニート?エンジニア。冴えない、ITどかた。大学教授の両親は既に彼に愛想を尽かしていて、家族とさえ想っていない。母親は、こんな子供を産むんじゃなかった、とすら想っていて、父親は若い女と浮気中だ。母親の恨みは全て彼に押し付けられる。

「あたしのキャリアはね、保障されてたのよ、あんたを生むまでは!ほんと、あんたみたいなクズ産むんじゃなかった!」

キモヲタの、ダークヒーローを造りたい。

弱者男性、社会から切り捨てられる孤独の縁、切り捨てない、切り捨ててなんかやらないぞ、うらめ。声を上げろ。復讐の時は今だ。君を笑った女達を、君を殴ったイケメンどもを、そして何よりも弱い自分を、恨んで声をあげさせたい。それが、たとえ間違っていたとしても、だよ。


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