シリーズ・うちとぐろうばる
ぐろうばる。
その昔、「人類資金」という映画をワクワクしながら観にいって、ひっくりかえって帰ってきたことが在る。
観る前のうちの予想はこう。
「日本の隠されたM資金、たった10兆をつかって、
現在の経済をひっくり返す、新しい資本主義を構築し、
国連をハイジャックして、世界にそれを公表するが、
頓挫してしまう、アツい男達の戦いなんだ!」
ネタバレ「10兆、途上国に配れ」
嘘だろっておもった。
そんな意見はもういいんだよ!
「戦争を止めるんだ!」って言って花を手に唄を歌いながら、平和の行進するようなアプローチ自体が古いでしょ、つってんのに、まだいうか!って。
戦争の根本的な問題は何か、って事を考えて、それを潰せばいいじゃまい。
ぐろうばる、らしいですね。昨今。猫も杓子もぐろうばる。ぐろうばるじゃないと生き残れない!
日本アニメ衰退論に意見。海外が海外基準でもって、日本に生まれた同人コンテンツを消費、しつくすのは、無理。
まず、無理。日本に生まれた同人コンテンツ、というのは、正に全ての創作者の欲望と妄執と狂気を飲みつくして、そこにある、虚無であるから。
たった一つのアニメ、漫画、映画、(ここらへんは4chがよくわかっている)から生み出される多種多様な価値観創作物が「同人」といわれる枠の中に無理やり押し込められているだけで、そこには色とりどりの狂気が渦巻いている。
だから、海外式の「世界基準」「ファミリー向け」の映像作品、物語に、多分、日本の同人コンテンツを完全に取り入れることは無理。兎に角数が多い。存在していた人の頭の中から無数に生まれ、そして消えていったコンテンツだよ?そんな多様なものを、一つのものにできるわけないじゃないか。
アメリカ、という目標が消えてしまった日本。じゃあ、次は何を目標にするべきか、と日本は、というか、日本人は「自分探し」に走り始めた。おのおの。めいめい。その自分探しの果てに作り上げられた同人という国。不必要なものを削っていけば、「自分」以外、必要なものが残らなくなった社会。
だから「自分でいる事を怖がるな」っていってるのじゃぁないか。ずっと。
「弱い自分を認めて受け入れていいんだよ」って。もう疲れてきた。
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