シリーズ・うちと構想

ワンパンマン二次創作、長編を考える脳内会議

うち「アリスでいく?でもさ、あざとくね?」

議長「ワンパンマンの面白さは、多分お前の持つ暗さとは合わんぞ?もう少しスカっとわかりやすくないと。それがジャンプの正統な後継者である所以だろ?こねくり回したら汚れる」

うち「だよなぁ。理論や哲学的なモンは後ろに隠そう。サイタマの常識外れの強さだけを中心軸に。最強の敵、でテーマが決まるんだが」

議長「憎悪に引っ張られているんだろうw残してもいいが、引っ張られすぎるのは悪手だ、巧妙に隠せ。それと理論こねくると、最期はそれを全てサイタマに否定される。暴力でな」

うち「議長。サイタマの中にあるのも虚無だと想うんだ。だからフブキが惹かれる。あいつの中は実に俗っぽいからな。俗っぽいことを否定する人間ほど、俗世間に生きているんだよ」

議長「ハゲだから坊主にかけるのか?w」

うち「仏教的な説話に近づいていくなぁwテーマはやっぱ、サイタマの虚無をどうやって掘り起こすか、にしようと想ってるんだ。仏教の説話集が必要かな?」

議長「ある意味サイタマは解脱している。これは日本的な仏教解釈で、の意味だが・・・。説話集が必要だな。原始仏教的ではない、日本の風土の中で魔改造された仏教だ。資料・1だぜ」

うち「OK。でまぁ、ラスボスを何にするか・・・。サイタマを坊主にするのであれば、相手は悟りきれない衆生、だ。タツマキか?」

議長「まぁ、ラスボスに関しては一旦置こう。仏教説話において最も洗練されている脚本とは?」

うち「はははははッ!能だなw」

議長「能は五番もの、鵺、土蜘蛛、殺生石、猩猩、などなど、あとは二番ものだな。成仏を考えるなら二番ものでも大丈夫だ」

うち「それと微妙なSF要素。仏教哲学は、過去最も整理された理屈だ」

議長「量子力学概論。重要だ」

うち「仏教説話である能、特に二番、五番ものを中心に、それをSFへと繋げる。中々の命題だなw」

議長「飾りはできたぞ?wさて、根幹に入ろう。サイタマの持つ、虚無を浮き彫りにするんだろう?」

うち「そう。虚無。虚無の持つ美しさ。虚無という悟り。ニーチェに繋がっていく哲学。彼は唯一なんだよ。孤高なのだ。孤高ゆえに愛を知り、孤高ゆえに愛を捨てる。だからふぶきは近づけない」

議長「量子力学、重力と時間、能、大乗仏教、etcこれらだな、まぁ上手く交じり合わすには時間が必要さ」

うち「べたべたな感性と言う手垢で汚すにはもったいない作品だ。先ずは、私のクソくだらん感性を否定する事から始めよう」

議長「否定するのは俺の役目じゃない、ヘイ!トム!お呼びだ。どうやら自殺をしたいらしいぞ?次の敵は、感性らしいw」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?