10月2日 有楽町RadioCity 丸の内仲通り特設ステージ 他

ニッポン放送主催の有楽町RadioCityというイベントが開催され、有楽町がお笑いと音楽のライブで賑わっていた日曜日。GAGが出演するということで、12時からの丸の内仲通りステージでの観覧無料お笑いライブと、そのあとの漫才寄席、RadioCity寄席に行ってきた。とても楽しかったので、備忘録。

外でのお笑いは何度か観たことはあるけれど、GAGのいるこういった営業のお笑いは今日が初めてだったのでとてもワクワクしたし、実際なんだか遠足に来たみたいで楽しかった。
タモンズの漫才はおもしろかったのだけど、なにより、やっぱりその場の空気や雰囲気をお笑いに変えられる力ってかっこいいなぁと思った。日差しがとても強かったから、ネタのあいまにそれを話題にしたり木陰に動いてみたり、一段降りてお客さんの顔を見に行ったり。寄席のエンディングトークで「それが(盛り上げるのに)いちばん簡単」と仰ってたのだけど、それにしても生で見た方はとてもワクワクする体験が出来るし、シンプルにすごいなぁと思った。あとマジで日差しが夏すぎて多分焼けた。私は首と背中にその熱を受けたけど、みなさん顔正面から受けてて大変だったと思う。
好井さんは漫談。おひとりで7分、驚いてらしたけどびっくりするほどあっという間に時間が過ぎました。刺激的な内容でした。おもしろかった……!話の引き出しが多くてすごい。滞りなく喋る力に圧倒されました。
GAGは彼女の部屋。前述の通り、初めて営業スタイルのGAGを観たのですが、暗転がないので影マイクで自己紹介とコントの説明をしていて、とても新鮮に感じた。福井さんの、理解してもらうためにするゆったりとした喋り方とてもすき。「男性三人組なのですが、ひとり、女性の格好をした男性が出てきます。彼は男性なのですが、女性として見ていただければ幸いです」というようなことをゆっくりと説明していて、冷静になったとき、大都会の真ん中でなんて変な説明してるんだマイクで、と思って今家で笑っている。ネタは最高におもしろかったし、営業仕様で最後にSJの細特技も入ったりして、やはり遠足感があってよかった。何回か見てるのにここで見るとなんか特別に感じたりするやつ。とても近くで見ることが出来たのですが、あまりの薄さに驚いてしまった。細いとかいうレベルを超越しているひとって、います。でも坂本さんは折れそうに見えてかなり屈強なところ(諸々)がまたいいですよね。
終わったあと、全員で少しだけトーク。GAGのネタ中に裏のステージが始まってしまい音楽が流れ始める事件があったのですが、SJ「(福井さんが)あっ音楽が流れた!って顔してました」福井「ちょっといじろうかなって思ったんですけど、やっぱりコント好きなので。コントのほう取っちゃいました」と笑ってたのがなんかとても良かった。私もどうするのかなって思ってたから、それ聞いてコント好きなんだなぁって改めてるんるんしてしまいました。コント終わったあと散らかしたadidasをみんなで片付けているときに、マイクに小さな声で「はやく、はやくっ」て入ってたのが、かわいかった。
それから、ひろゆきさんのウィッグを取らせて「おっさんやないか……!」って小騒ぎしてのですが、そのひろゆきさんのウィッグを取ったあとの髪型が、ヤサでよく見る写真のようになっていておもしろかったです。そのあと、SJ氏がなぜか1回ステージから降りたからどこ行くのかな?って思っていたら、ハンガー仕込ませて帰ってきて5秒で通り抜けてくれました。間近で見るSJ氏の5秒の顔、よかったです。結構しっかり5秒だった。福井「ほんとはこれ通り抜けたあと、キリストでした~って言うんですけど、さっきネタ中にやっちゃったから、どうするのかなぁって思ってたら、すすーっと戻ってきました」SJ「ぼくの一芸がネタに昇格した、今日は記念日です!!」

15時からは漫才寄席。べじぽたの二回戦を見据えた漫才、やっぱり楽しかった~。わくわくドキドキします。どうなるんだろう?どうなるんだろう?を繰り返したあとの福井さんのひとこと、ほんとうにいつでも待ちわびている。
寄席で観るシシガシラ、おもしろすぎてだいすき。ハゲネタって言葉で書くとハゲネタでしかないんだけど、ほんとうに奥が深くて毎回興味深い。ネタの作り方を前に囲碁将棋のライブで教えてくれたのもあって、毎回すごいな!?と思って観ています。ケビンスも面白かった!!

17時からは2時間公演のRadiocity寄席。豪華だったな~。ネタも良かったけれど、3ブロックに分かれたトークパートがどれも良かった!

①蛙亭、シシガシラ、ケビンス、スクールゾーン「出張!無限大ホール芸人」(正確なタイトルじゃないと思います)
脇田さんが∞ホールのみんなのわちゃわちゃを孫を見るみたいに見ているという話も癒されましたが、イワクラちゃんと伊藤氏がカップルでいじりにきてるのもめちゃくちゃ良かった。いとしい。ケビンス山口コンボイ信頼できない説の話めちゃくちゃ気になるからもっと聴きたかった。

②サルゴリラ、うるとらブギーズ、エルフ、ななまがり「ギャルとさえないおじさん」
その名の通りだった笑。荒川ちゃんの繰り出すアゲアゲマイセルフ理論に、おじさんたちが振り回される時間。森下さんの、馴染めてないようで馴染めている指ポーズよかったな。荒川さんが「ちょっと待って!みんなギャルすぎ!」とおじさんたちの隠れギャル属性に気がつく瞬間好きすぎて何度でも見たかった。

③ニューヨーク、タモンズ、GAG「ニューヨークVS大宮セブン」
ニューヨークに最近のセブンで起きていた事件の話をする回。ビビってるビビってない理論がかなり色んなところに出回っていて、少し生きづらくない?と心配になる笑。屋敷さんが新撰組に例えたの、ビシッとハマってておもしろかったな。屋敷さんは大宮や一座に対しての例えワードをいくつ持っているんだ。
福井さんが前に言っていた「劇場はテレビでは観られないものが観れる(超要約)」を最近坂本さんが引用する機会が多く、なんとなく違う意味に聴こえつつも、あぁめちゃくちゃしっくり来たんだなと思って毎度にこにこします。でも私もだいたいは同じ気持ちです。テレビはテレビで面白いし、せっかく劇場に行くならここでしか観れないものを観たいし。もちろんおもしろくあれ!とは思うけれど。変なことしているとき、爆発的におもしろいこともあれば、全てが許されているわけでもなく、許されなかったことに対しての反省会が開かれたりすることもあり、なんかそういうところまで含めて一期一会の劇場ライブがごうごうと燃えてる感じ。とてもいいし、好きだなって思います。GAGのパワーがだいすきですし。一億回言われていると思いますが、舞台の上での腕っぷしが強いんですよね。観てて本当にかっこいいんで、やはり、劇場で観たいです。変なもん万引きしてたとしても。そういうことを最後に思った日曜日でした。


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