金曜の江本《201030》

まずは。
火曜日のゲキジョウ
30×30 season7 pair.139
江本真里子一人芝居 × やりきれないプリンス
江本真里子ほぼ3ヶ月連続一人芝居【第三弾】
『デラシネる』
にご来場いただいた皆さま。応援いただいた皆さま。お手伝いいただいた関係者各位。
本当にありがとうございました。
これをもって、江本真里子ほぼ3ヶ月連続一人芝居が一旦終了と相成りました。
『きみとわたしとクライマックス』『人間トライアル』『デラシネる』と、ほぼ3ヶ月無事走り抜くことができました。
ん？無事だったのか？まぁ分からないけれど、私は今ここにいる。ここにいるし、あの時確かに板の上にいたし、皆さまのお顔を拝見できました。それだけで万々歳ではないか。うむ。

本来の自分としては、カーテンコールで何か喋るなんてあり得なくて。だって、ダサダサになることが分かっているし、それを隠すために道化ではぐらかしちゃうことも分かってるし、結局もっとダサダサになっちゃうんだから。ただ一礼して、潔くハケた方が、幾分か恥ずかしくないと思ってました。
でも今回、3回とも、全部何かしら喋ったのは、どうにかして、御礼を言いたかったのです。あ、普通ですね。ですけども、単に、本当に、皆さまに心から感謝を申し上げたかったのです。現在は終演後のお見送りもできないので、あそこしか、「江本真里子」が何かを伝える場所がなかったのです。はい。言い訳です。ダラダラとダサダサな挨拶をして、道化で気恥ずかしさをはぐらかしてしまったのも含めて、「江本真里子」でした。もっとカッコよくスタイリッシュに芳ばしくない挨拶で締め括れるようになる日を夢見つつ、でも、そんな「江本真里子」逆に面白すぎるなぁとも思うので、うーん。もしまたあんな機会があれば、結局ダサダサで体当たりすると思います。

さ。『デラシネる』を終えて数日。あんな疲れるお芝居をほんまに私はゲネ含めて1日3回もしたのか…と、信じられない気持ちで一杯です。
そのくらい沢山たくさん背伸びして、沢山たくさん追い込んで、板の上に載せました。出来上がったものは、まだまだ自分には表現しきれてない部分もあったり、荒削りだったり不器用だったりが前面に出てるところも沢山あったと思います。でも、毎回嘘偽りのない気持ちを置けたとは思ってます。
毎回、新鮮な気持ちでスミレと出逢って、沢山笑って沢山泣きました。
大切な時間を何度も何度もループしました。
役者って、なんて幸せで、なんて苦しいんだろう。
そんなことも思いました。

それでも私は、またあそこに立ちたい。立ちます。
皆さまとまた劇場で逢える日まで。永遠に繰り返す時間の中で生き続けます。

取り留めもない文章ですが、備忘も兼ねて。

0時回っちゃったけど。金曜の江本でした。