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第2回 社会とわたしのつながり

私は高校を卒業してすぐに就職した。
最初はお金が欲しくて、給料の高さで選んだ。するとお金はあるが、時間がない。毎日うんざりするほどの時間会社にいた。その鬱憤を晴らすために買い物したり、美味しいものを食べたり飲んだり。仕事と鬱憤をはらすためにお金と時間を使った結果、ストレス過多で口内炎が口の中にたくさんできた。ようやく自分の望んでいた人生と違うと気づき、半年で仕事を辞めた。

次はが時間欲しくて10‐16時勤務のパートに就いた。日当5,000円。月15万ほどの給料になるが、まったく気にしなかった。6時間拘束されている中でも「営業職」ということもあり、より自分の時間を持つことができた。
少ないお給料をカバーするため、バイトを始めた。カラオケ屋や飲食店など。ほしかったオートバイの免許を取得し、友達や彼氏との時間、バイク仲間たちとの交流もあった。半年ほど過ぎた時、先輩から「あんたがずっといる場所じゃないよ。」と声をかけられた時ハッとした。そもそも私は何がやりたかったんだろう。

先輩のこの言葉がきっかけで何のために「お金」や「時間」が欲しかったのかを問うてみた。はっきりと答えが出たわけじゃないが、昔やってみたことがあったことを思い出した。
次はやりがいを求めて仕事を探した。諦めていた英語を使った仕事。見つけたのは子ども英会話講師の仕事。対して給料もよくないし、費やす時間も多い。だけど、きっとやりがいはあるはず!と喜んで飛び込んだ。
2年が経ち、子どもたちと過ごす時間を大いに楽しんでいた。ただ、会社や親たちとの葛藤は比例して大きくなった。
純粋に好奇心を満たしながら「英会話教室」の時間を楽しむ子どもたちがいるが、親は成果を期待したり、自分の望まないクラスメイトを排除したがったり、会社は質より利益を重視し、血の通った交流を面倒としていた。
ただひとり「嫌な人を排除しても、また同じような嫌な人には出会う。嫌だと思う人を排除せずに向き合ってみて」と私にアドバイスした社員さんがいた。その人のおかげでなんとか親たちの声をクレームと捉えず、想いを伝え合う機会だと思ってやっていたが、実力不足に悩んでいた。
結婚する、ということでその場を逃げるように去る、約3年でここを辞めた。

その後も仕事とは何か?を問う機会はやまなかった。
仕事とは何か?の結論を得て、これまでのモヤモヤが晴れたのは50歳を迎える頃。おかげで人生を振り返り、これまでの働き方を反省しそこから力を得ている実感がある。
何のために働くか、を共に考え、自分なりの答えを見つけてみよう。


では、ワークをはじめよう!

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