役がここから離れねぇんだよ…「老いてなお花となる」

土日といえども、小さな子供を連れてどこかへ行くのも心配だったりして、その上お家遊びが好きな息子は全然外に出たがらず、缶詰な週末。

皆様いかがお探しですか?

(ちょっ…iPhoneの変換がダメすぎてお過ごしって打ったらお探しですかって勝手に変換して…もぅ…)

皆さまいかがお過ごしですか?

土日も旦那は仕事なので、当然のワンオペでお送りしております。

子供って残酷!

大好物を出したとしても、「これちょっと美味しくなさそう。」ってズバズバ母のHPを削ぎ落としていくし、あれやろ!これやろ!と永遠に終わらない遊びが続くし、ごっこ遊びでも「わーこれはなんですか?って言って!」『わー…これはなんですかー(棒)』とセリフの強要が凄いし、基本的に一人で対応するのは結構大変。

と、グチはこのくらいで。

普段我が家のテレビはディズニージュニアを始めとする子供向けの番組ばかりなのですが、たまたまBSをつけたらNHKで俳優織本順吉さんのドキュメンタリーをやっていた。

途中からしか見られなかったんだけど、凄い面白かった。

織本順吉さんは当時92歳の現役俳優。名脇役として2000本以上の作品に出演したという。

私が見始めたところは、老いが進んでセリフもままならなくなり、俳優の仕事が来なくなったところ辺りから。

今までの自分と、今の自分の衰えに苛立ちながらも、役者としての生活スタイルを崩さない父に、このドキュメンタリーを撮った娘から、

「もう役者の仕事なんか来ないんだから」

と、家族ゆえの残酷な宣告に激昂。

「役がここ(腹を叩きながら)から離れねぇんだよ!」

何か、自分の老後を見ているかのように感情が入っちゃって、もうたまらなくて…そうだな…私もそうだ。役がここから離れないから、余計今の自分がギャップがありすぎて辛いんだな…。

織本さんのような名優と、あたしみたいな端くれ女優を同じところに並べて考えるのはあまりにもおこがましいが、そうなのよ!積み上げてきた実績がここに確かにあるのに、今何もできない、俳優として必要とされないことが辛いのよ。

一緒に戦った仲間の中からポツンと外れて、足踏みしてる横で見上げる仲間の成長の、何と辛いことか!

じゃあ、子供いらなかったんじゃ?

とか、そんなことじゃないんだわ。それはたた別の話で、子供!って急になった時期が来たのよ。

それはまた別の機会に。

昨晩、この織本さんのドキュメンタリーを見て衝撃を受けて、今夜あった第三弾。録画予約したのに子供を差し押さえてリアルタイムで見ちゃうよね。そりゃ。

何か、老いていく自分、弱っていく自分、苛立って家族に当たり散らしたり、役者仲間の前でカッコつけて演技論を熱く語っちゃったり、色々な面を包み隠さず撮らせて、そして編集でカットもさせずに私たちに見せてくれた織本さん。

ああ、人間くさくてかっこいいなぁと思いました。

また3本とも再放送があるみたいだから、初めから見るのを楽しみにして、今日のリハビリは終了とさせていただきます。

あー、自分が見て面白い!と思ったものを何が、どう、おもしろかったのか?をわかりやすく書くのって本当に難しい。

もともと物事のあらすじみたいなのを説明するのが下手くそなので、いやぁ…今日の文章も、上手く伝わるか…?話が飛びまくってわけわかんなくなってないか?

まぁ、リハビリなので温かい目でお願いします。

では、またー。

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