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ありのままの姿で、咲けますか

私たちは時に、自分の色でない色を着飾ってしまいます。

このノイズが多い世界で。

傷つかないための鎧もつけて、

本来の自分の姿がわからなくなってしまう、

そんな時代を過ごしてきました。


だけど本当は、そのままの自分で輝けばいい。

好きなものを好きと貫いて、堂々といれば、その姿が美しい。

夏の庭に咲いた白百合の花が、そんなことを教えてくれました。


夏と白百合


百合の花って、真夏に咲くイメージ、ありますか。

私はありませんでした。

色や香りが、どちらかといえば秋や冬の花かなと思っていたんです。


真夏でイメージする花といえば、ひまわりや朝顔。

どちらかといえば、パキッとした原色の、鮮やかな色の方が、夏の青空によく映えると思っていました。

例えばこんな感じ。

ちなみにこれは百日草(ジニア)です。


今、八月の初旬。

うちの庭には今年も、白百合が咲きました。

特に手入れして育てているわけでもないのに、毎年自然に咲くのです。

古い家なので、昔誰かが植えたのかもしれません。


鮮やかな色が映える真夏の景色の中で、白百合ってなんか地味だなぁ・・・と最初は思っていたんです。


だけど、毎日その庭の白百合を眺めているうちに、考えが変わってきました。


ただ堂々と咲くから、美しい


鮮やかな緑色の中に咲く純白の花。

その花びらの奥からは、蒸し暑い季節には重すぎるくらいの華やかな香りがしてきます。


でもその姿はとても神々しくて。

ずっと見つめていると、その白百合の周りだけが発光しているような気さえしてきました。


白百合は、聖母マリアに捧げられた花なのだそうです。

純潔のまま神の子を身籠った、処女懐胎の象徴なのだとか。

花言葉は、「純潔」「威厳」。


私はキリスト教には詳しくないけれど、

処女懐胎という、社会の常識を超えた経験をした聖母マリアは、きっと気高い女性だったと思うんです。

どんな好奇の目に晒されようと、不貞を疑われようと、きっと、ただ堂々として、1人の母親として、我が子に愛情を注いだのじゃないのかな、って。


たとえ周囲と違っても。自分1人だけ、浮いているような気がしても。

そこに信念があるのなら。

真心や、譲れない志があるのなら。

ただ堂々と在ればいい。


だだ堂々としていれば、その姿は美く、気高いのだと。

真夏の庭に咲く白百合の神々しい姿は、

そんなことを教えてくれている気がしました。


色鮮やかな世界の中、ありのままの色で咲くこと


もし私が白百合の花だったら。

真夏に咲くことがわかっていて、咲く色を選べるのだとしたら。

きっと、真っ白なままでは咲けなかったと思います。

本当は白い色が好きで、白いまま咲きたいと思っていても。

周りの様子を伺って、オレンジとか、赤とかピンクとか、そういう鮮やかな色を選んでしまったんじゃないかなって。



私は、いつも周りの様子を伺って、一生懸命目立たないように生きてきました。

「出る杭は打たれる」ことを、学校や、社会で痛いほど感じてきたから。

変わり者の自覚がある私は、いつも目立たないように必死でした。


今でも、例えば、誰かのライブ配信で、一番乗りのコメントなんてできません。

ドキドキしながら、一番早くコメントが流れそうなタイミングを見計らって、挨拶だけサッと打ち込むという有様。

コメントを拾ってもらうと、すごく嬉しいのですが、心臓がドキドキバクバクします(笑)

もう、「目立ちたくない」が、癖みたいになっているんです。


でも、同時にそんな自分が嫌になってきてもいて。


「目立ちたくない」という癖を止めること。

それが私のこれからの課題なのだと思っています。


今朝、めざチアで西洋占星術の鳥取まりこさんがお話しされていたのだけれど、西洋占星術での太陽星座は、人生の目指す目標なのだそうです。

私、太陽星座が獅子座なんです。

獅子座といえば、王者。目立つ。目立ってナンボ!なイメージ。

星々からも、「そろそろ、その目立ちたくない癖をやめなさい」って言われてる気がしました。


今はもう、誰もが好きな色で咲けるから


私はずっと、物語・ストーリーを書くお仕事をするのが夢でした。

色々妄想するのが好きで、妄想力・想像力をいかして誰かの役に立ちたかったんです。

そして、ストーリーを表現していきたかったんです。


だけど、今まで何度も、夢をあきらめてきました。

どうにもならない日常の忙しさに負けて、好きなことも、全部後回しにしてきました。


お金がないから。仕事が忙しくて体力が保たないから。

結婚して、元々地方住まいだったのがさらにど田舎に引っ越すから。

子育てで時間がとれないから。

それはそれはたくさんの、あらゆることを言い訳にしながら、何度も何度も夢を諦めてきました。


だけど、いつの間にか、地域や時間の壁に縛られずにお仕事ができる時代が来ていました。

世の中は、ご存知の通り、どんどんオンライン化が進んでいます。

子育てがあるから、お迎えの時間があるからって諦めていたことも、

都会じゃないから、地方住まいだからって諦めていたことも。

全部、自分のペースでできる時代になっていました。


いつの間にか、言い訳することがなくなっていったんです。

雲が晴れるように。

「できない理由」がどんどん無くなりました。

「あれ、今なら、夢、叶えられるんじゃないのかな」

そんな風に思えるようになりました。


ストーリーや物語が大好きだから。

人の人生は、ストーリーや物語で輝くことを知っているから。

私自身の人生も、ストーリーや物語にたくさん救われてきたから。


私は今、ご縁あって、デザインを学んでいます。

そして、先日、初めてバナー作成のお仕事をさせていただきました。


デザインすることにも昔から興味があったけれど、「自分には無理」と苦手意識を持って諦めていたことの一つ。

でも、今、グレードアップスタイリストの仙福葉子さんに色々教えていただいて、少しずつその「無理」「苦手」の思い込みが外れてきました。


文章でストーリーを書くのと同じぐらいに、

デザインで、ストーリーを表現していくのも楽しいし、やりがいがあることを知りました。


今、どんどん新しい世界がひらけてきています。

ずっと諦めていた、大好きなこと。

「ストーリーや物語を表現していく」

そのことを通じて生きてゆきたい。

改めて、そう思うようになりました。


今はもう、言い訳することもないから。

きっと、工夫次第では誰もが「ありのまま、好きなことを貫いて」

生きて行ける時代だから。


そんな今だからこそ、私も、白百合のように、堂々と生きてゆきたい。

ありのままの、大好きな色で咲いてゆきたい。


自分に言い訳することなく、

自分の人生を、自分の色で生きてゆきたい。

誰の目も気にすることなく、堂々と気高く在りたい。


夢を、しっかり叶えてゆこう。

今なら叶えられる気がする。


そんな風に、思いました。

白百合の花が教えてくれたこと。

これからも、夏の庭で見かけるたびに、思い出すかな。


夏休みの日々。充実して過ごしていきたいです。






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