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The Ugly Duckling 〜みにくいアヒルの子理論〜



皆様、こんにちは。
「みにくいアヒルの子」という童話をご存知でしょうか。

1843年に発表されたデンマークの代表的な作家・詩人であるハンス・クリスチャン・アンデルセン原作の童話です。

世界中で愛されディズニーでアニメ化もされているサクセスストーリーです。

今回は私がこの童話を読んで学び得た事柄を「みにくいアヒルの子理論」と名付けて綴っていきたいと思います。


【目次】
①みにくいアヒルの子あらすじ
②》❶:見た目に捉われるな
 》❷:自分の個性を愛そう
 》❸:自分の存在価値を認める
③まとめ


①みにくいアヒルの子 あらすじ

あるアヒルの巣に1つだけ見覚えのない卵が混ざっておりその卵から灰色で大きな雛が生まれました。

黄色い雛と同じように育てられるものの成長過程で見た目の違いをその雛たちから「みにくい」と罵倒されいじめられました。

この仕打ちに耐えれなくなってしまった雛鳥は、巣を抜け出し他の鳥の群れへ混ぜてもらおうと考えます。

しかし、他の群れでも見た目のみにくさでいじめられ追い出されてしまい、ついに生きる希望を失くした雛鳥は白鳥を見つけ彼らに殺してもらおうと近づいていきます。

しかし驚く事に彼らは迎え入れてくれたのです。


彼らの意外な反応に驚き、水面に映る自分の姿を見てみるとそこに映っていたのは....
みにくいアヒルではなく美しい白鳥だったのです。
真の自分の姿を知り悲しみから解放された雛鳥は、美しさも手にし幸せに暮らしました。



②》❶:見た目に捉われるな

みにくいアヒルの子は見た目が他の雛鳥と違うというだけで除け者にされていました。
これは彼らが雛鳥を見た目でしか判断しておらず本当に大切な本質の部分に気づけていなかったからです。


今、目に見えている事だけが真実ではない。

何事も物事の表面しか見ていないと、時に判断を誤り、人生の選択を間違えてしまうことがあります。


何事も上っ面だけに捉われず一つ一つのことに興味を持ち疑問を抱いて深掘りしていくとその物事の本質が見えてきます。

そして一方向ではなく、多方面で物事を見ていく事も大切です。


思考停止状態だと何も見えない・感じることもできません。
しっかり意識しながら自分の頭で考えて見定めていく事が大切です。


②》❷:自分の個性を愛そう



主人公の雛鳥は、周りから「みにくい」と罵倒され、自分が他と違うと言うことを自分でさえも否定して、劣等感に苛まれ絶望感を抱いてました。

たとえ周りから自分の在り方を否定されたとしてもそれを間に受けそうだと信じ込んではいけません。


コンプレックスだと引け目に感じることも見方を変えると「個性」だと言えます。

まずは個性を受け入れること。
個性は自分を表現する武器になります。

それができれば自然と自分を愛することができ自己肯定感も高まります。

更にまだ気づいていない自分の魅力にも気づける様になります。

周りの意見や固定観念に流されていては自分の本質さえも見失なってしまいます。



②理論❸:自分の存在価値を認める



❷と連なるのですが、自分の個性を愛することができると自然と自分の存在価値を認めることができます。

自分の価値を決めるのは他人ではなく自分自身です。

今の自分を受け入れ、自分の存在自体に価値があると言うことを理解すべきです。
そして自分以外の他人であっても、
それぞれ違う個性があり違う魅力があるので誰かを否定する事はしてはいけません。

私達は十人十色。千差万別。多種多様。
そして、唯一無二で特別な存在なのです。




③まとめ

私たちが自らの人生を堂々と生きる上で大切なことを教えてくれる、「みにくいアヒルの子」。


私はこの童話を読んで、人種差別にも同じことが言えるなと感じました。

 
世界には色んな肌の色・目の色・髪色をした人がいます。
見た目が異なる人々を、見た目だけで判断し、迫害追放してしまうのが人種差別です。

本当に大切な事は、目に見える部分ではなく目に見えないところに本質が宿っています。

そこを見落とさないでほしいのです。


そしてこの童話は作者であるアンデルセン自身がモデルだといわれています。
貧乏でモテなかった彼が自己投影した作品。

さて..この童話で彼が伝えたかった事は一体
何だったのでしょうか。
そんな事を意識しながら読み進んでいくのもまた違う視点でこの童話を楽しめるかもしれません。


どうかこの記事を読んでくださっているあなたは、本質を見失わないようにしてほしい。
そして自分らしさを大切に自分を愛して自信を持って生きて下さいね。

Bye.


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