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モデルから農業系YouTuberへ

はじめまして。
モデルの水川瞳です。

昨年後半〜 梅農園へ飛び込み、環境をがらりと変えました。
なぜ今まで一切触れたことのない農業に目覚め、ハマってしまったのか、その経緯をメモみたいな感じで書きたいと思います。
今までの経歴も書くので長くなってしまいますが読んでいただけるととても嬉しいです。

簡単な自己紹介

水川 瞳 埼玉県入間市出身 

製菓学校卒業後、20歳でミス・ユニバース・ジャパン埼玉のファイナリスト&事務局員として務めたのち、モデル業が現在8年目。
そして、農業系YouTuberへ。

ミスコン時代

母が埼玉新聞の記事を見つけ、エントリーしたミスユニバース埼玉。
数回の予選、決勝大会を経て特別賞を受賞。
「ミスユニバースなのにぐいぐい前に出ないのね、君は」と当時の局長に言われ事務局員としても働かないかとスカウトされる。
 ファイナリストとしての活動は主に、地域活性化のためのイベント出演、スポンサー企業様のPR。
事務局員としては同期のマネージメント、事務業務。
 
県内のイベントに出演し、その地域の方と関わるうちに人×食の温かい空間が大好きだということに気が付く。その一方で、
“なんでドレスを着て人と関わって、サインとかしているんだろう?”
“私が求めてる価値観とはなにかが違うかも…”
という想いが残る。

⋆任期終了後に花束をいただいたときの写真⋆

モデル業を始める

 ミスコンの任期を終え、憧れだったモデル業を始める。有難くも撮影案件が増えていったけど、経済的に波はあったので食関係のアルバイトやグルメメディアの仕事と両立。
そのようにして憧れのモデル業をする中で、自分の中でずっと疑問が解けずにいました。
“好きな仕事なんだけどやっぱり何かが心につっかかってるな…”

⋆撮影で訪れた宮古島⋆

 このままの状況で続けていっても中途半端になるなと感じ、去年の6月に心の底から自分の大切なものについて一度しっかり向き合ってみようと決めました。

まず過去と向き合ってみた

・幼少期~中学生時代
 両親が共働きだったため、商人だったおばあちゃんに育てられる。
仕入れ市場について行っては、おじいちゃんおばあちゃんに可愛がってもらったり、近所の井戸端会議にも混ざってしまう子どもでした。
当時話してた内容は今日は気温があったかいね〜とか、うちの孫が今こうでね〜、とかたわいもない話。

それ以外のひとりの時間はテレビを見たり、雑誌を読んだり、画面の中のキラキラした世界への憧れも強かった。
その反面、積極的に友達と関わるよりも泥団子作りを延々としてるような子どもでした。

共働きの両親は常に忙しくて一緒に居られる時間が私にとってものすんごく貴重で特に母は看護の仕事だったため、家に帰っても疲れているだろうな…と子供心に思って過ごす。
ちゃんと家族みんなで夕食を食べられる日がなによりの幸せでした。

そして小学校に上がった私を見て母は、“サバイバルでも生きていけるように”となぜかボーイスカウトに入隊させる。
正直すごく嫌だったけどなぜか続けていました。

 時が過ぎて、家庭の状況は徐々に悪循環になり、母と父は夜中に喧嘩が増えていく。私はなんとか家族が幸せに暮らせないのかなと考えるように。
想いは届かずどんどん事態は悪化し、私が中学一年の時に離婚へ。

この時の自分が愛してたことと価値観に気付かされる

・温かい居場所と癒される時間
・美味しくごはんが食べられる尊さ
・時間の一瞬一瞬の貴重さ、儚さ
・自分がどれだけ必死に伝えてもすぐには届かない想いがあるということ

私の過去とつながった農業の魅力

 過去を遡る中で、シンプルに温かい場所と美味しいごはんが大好きだったことに気付きました。
ただ、製菓学校や飲食のアルバイトをする中で作り続けることやサービス側を続けることは向いてないなと思っていたので、自分の好きなことと強みを掛け合わせたら面白いかも?と思い
そもそも食の源を支えている人ってだれだろう?という考えから農家さんに興味を持ちました。

そして農業系YouTuber水川が誕生した

・表に立つこと
・人の価値観に触れること
・自分で発信すること
・食
・自然

これらが好き!と友達に相談したらYouTubeやってみたら?とアドバイスをもらったことでよし、やってみよう、となりました。
動画編集は触ったことがなく不安はあったけどなぜか絶対大丈夫という自信だけはありました。

だけど、実際体験してないだけの想いなんて心から人に伝わるはずがないと思ったので、去年7月から越生町の梅農家さんにお邪魔して不定期でお手伝いをさせていただくことに。

⋆初めて梅を収穫したときに撮ってもらった写真⋆

農と関わってみたら私の人生が動きだした

 農家さんそれぞれの想いはもちろん、芯の強さ、価値観の美しさは毎回ひしひしと感じるし、それが私は大好きだし、実際にお手伝いをしてみたら愛情をかけられた食物は時間がかかってでも想いに答えてくれることがわかりました。
農と関わって、たった半年ぽっちだけど気付くことが多すぎるし、農と関わっていない時間を過ごしていても価値観が豊かになりました。

 こういった経緯があり、自分で埼玉県の農家さんをかってに訪ね、価値観と想いが通じた方々へ出演のお願い、撮影・編集をしています。農業素人の個人のSNSだけど私の中ではとても意味のあることだなと感じています。

現に今、私の周りにいてくれる方々が声をかけてくれたり、これとこれなら協力できるかも!!と言ってくれるのが本当に嬉しいし、幼少期に叶わなかった自分の想いが少しずつ、着実に叶っていくのを感じます。
 また動画をみてくださった県内の飲食店オーナーさんからメッセージをいただいて、直接農園へお連れすることが決まったり!!この広がり方に、自分が一番びっくりしています。
 私のYouTubeがきっかけとなって、人と人を繋ぐ架け橋になれているのが心の底から嬉しく思っています。

 この先さらにどう繋がっていくのかは私も読めなくて、だからこそとってもワクワク。
少しでもいいのでこういうやつもいるのかと知って頂き、農家さんの想いが詰まった食物に興味を持っていただければ嬉しいです。

⋆こんなに心から笑える日がくると思ってなかった⋆




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