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寂しさと悔しさが…


12月とは思えない暖かな土曜日。
ベッキーとお散歩していたら、赤とんぼが飛んでいました。


「ふたりで暮らすのが大変になったから仕方ない」と、先月、上越市の高齢者福祉施設へ引越されたお隣さんが、離れて住む娘さんと一緒に家の片付けに帰って来られました。


久しぶりに聞こえてくるお隣さんの声。


裏庭でのお母さんと立ち話してると、
お引越ししたのが嘘のように日常が甦ります。


「ベッキさん!」いつもおやつをもらっていたから、
ベッキーもお母さんに会えて大喜び。


「こうやっていれば、自由でいいね。帰ってきたい…」
遠慮がちに小さな声で呟くお母さんの寂しそうな横顔。


このまま時間が止まればいいのに…。


安心と安全が保証される新しい住まいに暮らすことと、考えられるリスクがたくさんな住み慣れた住まいに暮らすこと。


どちらが幸せなんだろう。


歳を重ねて住み慣れた地域を離れることが心に与える影響の大きさ。


たった1か月しか経っていないのに…、
お母さんとおとうさんの変化を目の当たりにして、
寂しさと悔しさが混ざった複雑な気持ちが、青く広がった空へ吸い込まれていきました。

何ができるだろう。
何をしなければならないのだろう…と


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