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冨樫義博展@大阪

大阪の冨樫展に行ってしまった。
東京でも2回行ったハズなんだけど。

仕事で奈良に行くので、ついでに!と思ったんだけど、泊まったのは鳥羽だったので、行くのにけっこうかかってしまった…。結果、東京から行くのとあんまり変わらなかったんじゃないかなあ。でも、きっかけがなければ行きませんから…。

ということで、大阪冨樫展についてです。
多少ネタバレになってしまうので、ネタバレが嫌な方はバックしてください。


1.一番の読者は先生ご自身

今回感じたことは、「冨樫先生は、自分で自分の漫画が読みたいんだろうなあ」ということ。

冨樫先生はストーリー作りに定評があり、ご自身でも「ネームを作っている時が一番楽しい」と公言している。時々「そんなに休載するのなら、原作者になって誰かに描いてもらえばいい。」と言われてるけど、冨樫先生は多分、頭の中に出来上がった作品があるから、その作品が読みたいのかも。もし、ご自分の想像通りの漫画が本当に出来上がるのなら、いいんでしょうが。

私は漫画なんて到底描けないのでわからないけど、冨樫先生の作品の一番のファンは、きっとご本人な気がした。だから、なかなか人に任せられないんだろうな。根っからの職人気質という性格もあるだろうけど。

2.細かい設定

今回の目玉とも言える、冨樫先生手書きの設定メモ。面白いのは、ストーリーの中にはまだ出てきていない設定までされていること。それがなんとなくRPGを思わせるところがあって、冨樫先生が根っからのゲーマーであることが窺える。私が特に印象に残ったのは、ゴンの強さの設定で、先生の中では、ゴンさん化が理論的に整合性がとれているんだろうな、と感じることができた。

3.原画のオーラがすごい


1回目に行った時は、「うわあ、あのシーンの原画だあ!」という興奮が先立ち、あまり冷静に見ることができなかったような。はい。

2回目は、じっくりと見たのですが、絵の細かさ、上手さに圧倒されてました。あとは、あのコマ割り!天才的ですね。

そして3回目。今回は時間に限りがあったこともあるし、もう本当に最後だと思ったので(さすがに福岡は遠い)、好きなところだけじっくりと見ました。

そして思ったこと。

クラピカってば、美人さん!

いや、今までも思ってましたが…。

冨樫先生の絵って、念がこもってるのか、目力がすごいんです。原画は直にそのオーラが伝わってくるので、とにかくすごい。

今回特に感じたのは、例の「絶対時間!」のシーン。緊迫したシーンなので、読んでる時はどちらかというとストーリーに気を取られてしまい、クラピカの顔を凝視したことがなかったけど、原画の大きさでクラピカに見つめられると、美しい&コワイ…。なんというか、悲壮感みたいのが伝わってきました。

あと、これは好みの問題かもしれないけど、クラピカって、顔の輪郭がキレイなんです!丸すぎず面長すぎず、ちょうど思春期の「子どもでも大人でもない」感じがすごい。まさに、ゴンキルとレオリオの間なんですね。

ということで(どういうこと?)、原画から発せられる、先生のオーラに圧倒されました。ゴンキルならきっと、凝で見つけて買ったに違いない。(その前に蚤の市で売ってくれない。)

次回は福岡。そこはさすがに遠すぎるので、今回が最後です。

福岡に行かれる方、うらやましいです!ぜひ楽しんできてください。

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