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競馬関係者放談的POG⑥~日高編

:日高から出てきたコントレイルとデアリングタクトが三冠を達成した2019-2020年のPOGってのはなかなか阿鼻叫喚だったな。自分はなんとか押さえで1つのPOGだけ、前者を指名できたからそこは会心だったが。

:コントレイルをしっかり指名していたのはさすがです。コントレイルはディープ、デアリングタクトはエピファネイアと社台スタリオンにいる種牡馬なので彼らの影響力からは逃れられませんが、日高からも大きいところを目指せるようになっています。

:しかし、今年もファントムシーフが共同通信杯を勝ってルメールで皐月賞に参戦したときは、一瞬そういうシーンもよぎったよな。浦河にBTCができて、育成牧場もノウハウを貯めて、大きなところにチャレンジできる下地は昔よりも整っている。

:POGからは逸れますが、ドバイワールドカップにだって手が届くんですからね。ユーバーレーベンやタイトルホルダーなど、毎年クラシック上位に日高の馬が顔を出すようになってきましたし、熾烈なドラフトが行われるPOGでは日高の馬を上手に指名することが上位進出の鍵を握ると言っても過言ではありません。

:1,2頭、下位で入れておいたノーマークの日高馬が頂点を極めることだってあるわけだからな。一人勝ちのPOGシーズンを送るには、実はここからお宝馬を見つけるのがポイントと言えるかもしれない。

:便宜上「日高編」としましたが、ノースヒルズからでたコントレイルと、長谷川牧場から出たデアリングタクトを一括りにするのもちょっと雑なんで、生産牧場や育成場の話にも可能な限り触れながら見ていきましょうか。

①クイーンマンボ21(レヴォントゥレット)

父:ロードカナロア 矢作厩舎 前田晋二氏 牡

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