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競馬関係者放談的POG③~ノーザンファーム空港編(1/2)

:何と言ってもリバティアイランドだよな。逆に言うと、それに助けられたのが2020生まれ世代のノーザンファーム空港だろう。ほかの重賞勝ち馬がシーズンリッチ(毎日杯)しかいない…と思ったら、スキルヴィングが3連勝で青葉賞を勝ったな。

:またキタサンブラックから大物候補の誕生です。リバティアイランドは化け物ですね。ダービーを目指すかと思いきや、素直にオークス路線。結果的にオークス・ダービーと空港育成馬が持っていく可能性が出てきました。

:ドウデュース、シャフリヤールと日本ダービー2連覇中の空港牧場だからな。社台ファームの突き上げもそろそろ激しくなってきたし、2021生まれ世代では捲土重来的な雰囲気もあるんじゃないのか。

:早来・空港間の戦いもそうですが、ノーザンファームとしてこの状況に黙っているわけにはいかないでしょう。変化のスピードや幅の大きさこそ彼らの強み。21年産馬にはどんな変化が加えられているのかを見抜くことがPOG勝利への近道とも言えそうです。

:あとは、新種牡馬に関するフィットも大切だよな。レイデオロ、スワーヴリチャード、ニューイヤーズデイ、そしてブリックスアンドモルタル。例年になくタレントがそろっている。そしてキズナやモーリスに関しても、ディープインパクトやハーツクライがいなくなってキーポイントの世代と言える。

:アルアインも忘れちゃいけません。レイデオロがイチオシというのが世間の評価なんでしょうが、そんな期待通りにいくでしょうか。モーリスの初年度のように、結果的にある程度走る種牡馬であることと、初年度のPOG期間に結果が出ることはまた別問題ですからね。前評判にとらわれすぎずにレビューしていきましょう。

先輩:競馬関係の仕事に携わる。国内外複数クラブに出資し、現在海外含むG1を6勝、国内重賞8勝、種牡馬入り。
後輩:競馬関係の仕事に従事。国内外を問わず競走馬に出資し、ケンタッキーダービーを含むアメリカG1を3勝。米で種牡馬入り実績あり。


①ドバイマジェスティ21(シャハザマーン)

父:ドゥラメンテ 藤原厩舎 サンデーレーシング 牡

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