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津軽弁を聞いて英語の訛りを考えた

青森県在住 南部弁ネイティブの私が思う、聞く力の大切さ

津軽弁ってうつる

私、先週、片道1時間運転してとある塾で講師の仕事をしてきました。私は、基本運転中はラジオを聴くのが好きで、仕事終わりの夕方、FM青森を聞いていたら、なんかすごいトークが面白い人が出てきました。
その人の名前はd-iZe(ダイズ)。
彼は弘前出身ということで、バリバリの津軽弁で話していました。

ちなみに私の青森弁は南部弁。

南部弁と津軽弁は、イントネーションや使う単語が結構違います。

普段生活していれば、なかなか津軽弁を聞くことはないです。前働いていた会社では、弘前出身の方もいたので、津軽弁に触れることもあったのですが、最近はほぼゼロ。

d-iZeさん、シンガーソングライターということで、すごくいい声なんですが、女性的な話し方をする人で、結構キツいことをサラッと言ったり、ジョークもすごい面白いんです。

彼のトークが面白くて、1時間運転しながら、ずっとラジオを聞いていたのですが、家に着いて、家族にそのラジオについて話そうとしたら、私の南部弁が津軽弁のイントネーションになっているような気がしたのです。
1時間津軽弁聞いただけで、無意識に津軽弁のイントネーションがうつってしまったようです。

そしてその時私はあることを思い出しました。

アメリカ人ととにかく話した留学時代

私は、映画や演技について勉強したくてアメリカに留学しました。なので、アメリカで英語の勉強をするための、留学生や英語が第1言語ではない移民の生徒向けの英語のクラスESL(English as a Second Language)コースに貴重なお金と時間を使わないために、留学前に必死で英語の勉強をしました。
どんな勉強方法だったのかは、後日書きたいと思います。

アメリカの大学に入学するときに英語と数学のassessment testというものを受けました。このテストの結果で、どのレベルの授業を受ければいいのかが分かります。私の言った大学はESLクラスがLevel1~5(5が一番高い)、そしてネイティブが受けるEnglishクラスがさらにレベル分けされてあります。私は、努力の甲斐あって、Englishクラスの一番下のEnglish70というレベルになりました。ESLコースをパスできたときは、頑張って良かった、と心底思いました。

そしてEnglishクラス初日。クラスメートは他国の留学生とアメリカ人。Englishクラスの一番下のレベルとはいえ、ネイティブも受けるクラスなので、先生の話すスピードも通常のスピード。何とか授業に追いつきたい、そして早く映画や演技のクラスを受けられるようになりたい、と思い、授業外でも積極的にアメリカ人や、日本語が話せない留学生と話をするようにしました。

そんなある日、あることに気付きました。それは、アメリカ人と話しているときは、自然と自分の英語もネイティブの発音に近づいていること。他国の留学生と話しているときはあまりそう思わなかったのですが、英語がネイティブの生徒と話しているときは、彼らの英語につられて、自分も発音がアメリカ英語っぽくなりました。まさに、あのラジオの津軽弁と同じ現象です!

アメリカ英語といっても、アメリカも日本同様、地域によって訛りがあり、私がつられた英語はカリフォルニア訛りの英語でした。

日本に帰国して、シカゴ出身の人や、イングランド出身の人と仲良くなり、彼らに、「あなたの英語はカリフォルニア訛りだね。」って言われた時は、とっても嬉しかったです。

たくさん聞けば、発音がネイティブに近づく

要するに私が言いたいことは、ネイティブみたいに英語を話したい人は、とにかくたくさん、可能な限りたくさんネイティブの英語を聞くことです!ただ流しで聞くのではなく、「何を言っているか聞き取るぞ!」という覚悟で集中して聞くことが大事です。

好きな海外ドラマがあれば、何回もそれを見ることもいいですし(ちなみに私は留学前に「フルハウス」を何回も見ました)、映画好きな人は映画でも良いですね。

個人的な感想としては、ファミリー向けの海外ドラマは、使われている英語が簡単なうえに、日常生活で使う英語がたくさん出るので、お勧めです。

飽きるほど英語を聞き取り、夢でも英語で話してるくらいになれば、きっと英語の発音もだいぶネイティブに近づくと思いますよ!




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