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いいじゃないか武蔵野、いいじゃないかオルフェーヴル産駒~ギルデッドミラー~

武蔵野ステークスを、オルフェーヴル産駒のギルデッドミラーが制しました👏👏👏✨
牝馬の制覇は、このレース史上初。歴代の優勝馬を眺めてみても、ゴリゴリのダート牡馬の名がずらり。
快挙を成し遂げた喜びがじわじわと心に沁みて広がっていきます。

ここで、netkeibaさんに掲載されたラジオNIKKEIさんによる陣営コメントを拝借。

三浦J「1番苦しいところをもうひと伸びしてくれたなと、馬に感謝しかありません。位置を取りに行ったぶん、折り合いを欠くところがありましたが、すぐ我慢してくれて、そこに関しては、この馬に色々携わってくれた方々のおかげだと思います。(抜粋)」

松永先生「普段の調教から難しいところがあったのですが、その辺りのコントロールが年齢を重ねて、やっと上手く出来るようになりました。その辺りは大きいと思います(抜粋)」

嬉しいですね☺️
“これまでの積み重ねだよ、がんばったね”
という想いがこめられた関係者のお言葉には、重みがあります。

噛み合わず、ギルデッドミラーのイライラがこちらにも伝わってくるような時期が続き、張りつめていた糸が限界に達したような京王杯スプリングカップ。

あれから毎週欠かさぬのはゲート練習。
丁寧に繰り返すこと。
それが唯一着実な道。

装鞍所では、1頭離れた場所を周回。
パドックは、いつも通り余裕の物見。
馬場へ向かうカーブを生かして綱がはずされ、解き放たれたギルデッドミラーは、砂の感触を確かめるよう小刻みに数歩進み、ゆったり返し馬へ入りました。

相手は強かったですが、返し馬までの入念な流れの中に陣営とギルデッドミラーの自信を見た気がして、もしや勝つのではないかなと。
いやいやファンの気持ちが先走るとろくなことにはならないと気持ちを控えてw
ただ無事に戻ってきてくれればよいと思い直し。

久々に胸躍る直線を目の前で見させてもらいました。
マスクは装着していましたが、あとで反省するほど興奮してギルギル叫んでしまった🤣
そして涙。
一緒に応援していたUMAJOさんが頭をポンポンしてくれて😄
昨年社台スタリオンステーションさんへお邪魔した機会に、伺ったお話を思い出していました。
ある調教師さんが、オルフェーヴル産駒の扱いがだんだん分かってきたと。無理強いせず、馬が納得して自分で動くまで根気強く待つんだと。

時間はかかるでしょうね。
急がば回れ。近道なんて無いんだ。
JRAさんのルールをはじめ、時短時短でせわしない世の中ですが。

積み重ねた時間の尊さを、ギルデッドミラーは教えてくれたのでした。

さて、トップの写真は前掲のUMAJOさんからお借りしたもの。
東京競馬場名物レッドロビンの生垣越しに、深紅の優勝レイをかけたギルデッドミラー。美しい1枚。
レッドロビンは、柔らかい新芽が紅葉し、厳しい冬には強い緑の葉に変わるという個性的な植物だそうです。






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