見出し画像

「今の時代にメディアに求められているもの」と「リディラバジャーナルの手引き」

4月から始まったリディズバもあと残すこと4日。最初はリディラバ社長の安部さんのひとり語りから始まったこの企画ですが、なんと気づけば本日あの東大王伊沢さんが来てくださるほどの大きな企画に、、こりゃ驚いた、、(笑)

※リディズバをまだ知らない方はこちら↑

そんな好評な企画とあって、この1か月で少しずつリディラバジャーナルを読んでくださる方も増えてきたので、今日は1年半インターンをしてきた僕が勝手にリディラバジャーナルをおすすめの読み方をご紹介します。(笑)そしてこれを読んで一人でもリディラバジャーナルに興味を持ってくれればいいなという下心も持ちながら書きます。(笑)リディラバジャーナルだけではなくメディアについての話も自分が学んだことのアウトプットも踏まえて書いていきます。

1.そろそろテレビやネットニュースにうんざりしてきた

最近コロナの影響で家にいることが多くなり、テレビのニュースを見る機会が増えたという方も多いんじゃないでしょうか?僕はテレビのニュースは最近あまり見ないようにしているのですがたまに見ると東日本大震災の時を思い出します。大震災の時は僕は中1でやることがないのでひたすらニュースをぼーっと見ているか、ゲームをしているかしかなかったのです。でもニュースを見るたびに暗い情報しかなくて、CMも全部AC(公益社団法人ACジャパン)でなんかもうトラウマになりかけた。あの時ニュースを見て得たものは必要以上の不安と絶望しかなかったなと今では思います。そして今のこの状況はあの時と重なるところが多いなとも感じます。外に出れないからテレビやネットニュース、そしてTwitterをチェックする。でも色んな情報があって何が正しいかわからないから結局不安になる。この繰り返しです。でもそろそろこの状況から脱しなきゃいけないなーと感じている人も多いのではないでしょうか。

2.一体なんでこんなことが起こるのか

では一体なんでこんなことが起こてしまうのか。主な原因は「メディアが視聴率やPV数というものを過剰に追いすぎている」ことです。もう少し具体的にいうとメディアで取り上げられるのは人々が思わず見てしまう内容になりやすい。だからこそ人々の「不安」や「怒り」という感情を煽っていくスタイルの記事や報道が多くなってしまう。これが今回のコロナ関連の報道であり、ほかにも平時で言えば過剰な不倫報道につながってるいんだろうなぁ。不倫報道って全然自分と関係ない人のことなのになんでそんな怒っているのかね、、

まあとにかくこんな感じで基本メディアが儲かるためには視聴率やPVを追っていかないといけないのでこの構造を変えていかない限り変わっていかない。ちなみに他にも日本ではジャーナリズム発のメディアの企業が少なすぎる、だったり記者の内部の閉じられた人間関係など色々課題は山積みなのだそう。

3.じゃあその解決策はあるのか?

では、この「メディア信頼できない問題」に解決策はあるのでしょうか。まあそもそもメディアの専門でもない大学生が少し語ったくらいで解決できるくらいの問題ならもうとっくに解決してるよという前提はありますが、もうこれは簡単にいうと発信者側のリテラシーを高めることと受信者側のリテラシーを高めることしかないと思うのです。発信側でいうとまずメディアとして視聴率やPV数を追うほどもうかるという産業構造は変えていくべきだし、そこを追いすぎる企業の意識も変えていくべきだと思います。とはいえ口でいうのは簡単だけどやるのは大変。これはもう重々承知してております、、、。

一方で受信側である私たちにもできることはあります。例えばTwitterのおもしろ情報を安易に流したりバッシング大喜利みたいなことに加担しない。信頼できないメディアを見ないなど受信側の意識が変わることでメディア側も変わっていくと思うのです。僕もコロナ関連の情報で一喜一憂したりTwitterから流れてきた情報をうのみにしてしまったり、まだまだなんですが最近は見るメディアを自分で取捨選択したり、正しい情報を自分から取りにいく努力をするよう心がけています。こういう地道な努力は1人1人ができることだと思っています。

4.リディラバジャーナルの手引き

さて、ここまで来て満を持して今日のもう1つの本題、リディラバジャーナルのお話です。ここまで話しておいてリディラバジャーナルがニュースのキュレーションアプリだったらブチぎれられそうですがそうではないのでご安心ください。(笑)

まず「リディラバジャーナル」を一言で説明すると、

リディラバが運営する
社会問題を構造化するサブスクリプション型のメディア

です。

広告費などで稼ぐモデルとは真逆で、読者のみなさんの購読料のみで成り立っています。(今はまだギリギリ成り立っているところです笑)成り立ちの経緯はひよっこインターンが触れるよりも社長あべさんの思いがあふれた文章があるのでこちらをお読みください!そしてリディズバを見てリディラバジャーナルに登録してくれた方やこれから登録しようか迷っている方もいると思うので、こんな風に使ったらいいよ~という手引きとして参考にしてもらえればと思います。

 ➀3日~1週間に1回まとめて読む時間をつくる

基本的にリディラバジャーナルは内容のボリュームや難易度でいうと
テレビ・ニュースアプリ<リディラバジャーナル<論文というような立ち位置です。ニュースアプリのようにさらっとは読めないけど論文を読むよりはかみ砕かれている。なので毎日読むのは厳しくても3日間に1回とか、1週間に1回ちょっと30分から1時間まとめて時間をとって気になる記事をまとめて読んでみるのもいいかもしれません。だから毎日読めなかったからといって落ちこむ必要はないと思います。僕も毎日読めたためしはありません、、笑

 ②時事ニュースの構造、背景を知る

より具体的な活用方法で言うとリディラバジャーナルは時事ニュースの背景を知る辞書のような使い方ができます。

多くのメディアが発信する記事は、時事ニュースについての事実やそのニュースに対する所感を述べた記事が多く、その新鮮さが売りとなっています。一方でリディラバジャーナルは社会問題を構造化することをテーマに、1つの社会問題について当事者の方、役所の方、時には加害者の方など様々な関係者を時間をかけて取材します。この2つは何が違うのか。それはその記事の「賞味期限」だと思います。

時事ニュースはたしかにその瞬間に届けられるので視聴者にとってそのスピード感はありがたいですが、

・結局この問題って何が背景なんだっけ
・根本にある問題って何だっけ

というところまで深堀りができるものは少ない。リディラバジャーナルは問題そのものの構造をひも解くことを目的としているので個別のニュースに対して深堀りした情報が手に入ります。

例をあげると昨日小池都知事の会見を見た方はどれくらいいるでしょうか?今、多くの方の関心事はコロナの感染者数はどうなっているのかという問題だと思いますし、実際会見のほとんどはその説明に費やされていました。しかし最後の5分で小池さんが話していたのは全く別の問題でした。それが環境問題についての話

実は今コロナの影響でプラごみを海外に輸出することができていないため、これを機に国内のごみ処理の機能を見直していくというようなことを小池さんは会見の最後で宣言していました。

ここまで見て「ん?」と思った方もいるかもしれません。そもそもプラごみとかって海外に輸出しているんか、、、この事実を知っていた方自体少ないのではとも思います。実はこの問題に関してもリディラバジャーナルでは半年以上前に取材していました。リンクを貼っておくので興味がある方は読んでみてください。(リディラバジャーナルは有料読者がリンクをシェアするとその記事が無料で読めるという機能がついています。)

ここで言いたいのはコロナの問題はコロナへの感染だけでなく周辺に様々な問題をうみだしているということと、社会問題の根本の構造というのは数年、十年で簡単に変わるものではないということ。なのでその構造を解き明かした記事は5年経っても10年経っても意味のあるものなのです。これが先ほどいった消費期限の長さの話。だからこそ、とあるニュースを見て「あれ、この問題リディラバジャーナルにあったような、、」という辞書的な使い方もできるのです。

ちなみに最近のリディラバジャーナルの記事でいうと岡村隆さんの女性蔑視発言が話題になったことを受け、性風俗の産業構造やその問題点に関する記事が多く読まれています。


 社会に変化を起こしているロールモデルを知る

最近、リディラバジャーナルではソーシャルセクター列伝という様々な社会問題に対してアクションを起こす人たちの人生や今を取材する企画もスタート。今まで、起業家という側面で取り上げられる人はたくさんいましたがなかなかソーシャルセクターのロールモデルには日が当たらないというのが現状。そんな社会問題解決を志す人たちの生きざまに触れるということもできるのではないかなと思います。特に玄さんのインタビューは印象的でした、、、

まとめ

最後にもちろん僕はリディラバでインターンをしている人間なのでその会社が運営するメディアをよく書くのは当たり前なのですが、それでもやはり伝えたいのはリディラバジャーナルはかなり挑戦的なメディアであるということ。PV数やスピード感、見る人のニーズ、そして利益だけを追い求めるのではなく、社会にとって本来必要な情報は何かを常に考え、地道に活動しています。

ということで最近のテレビやヤ○ーニュースににうんざりしているという方はぜひ一度読んでみてください。(ここだけの話ですが、試し読みしたい方はTwitterで「#リディラバジャーナル」と調べると共有されているリンクがあるのでその記事は無料で読めますよ。笑)

今日はちょこっとメディアの話、そしてだいたいリディラバジャーナルの話でした~

(参考)
・リディラバHP https://ridilover.jp/
・リディラバの紹介note↓





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?