皇居ランで気づいた「メンター」の重要性

メンターとは辞書で調べると「仕事や人生における指導者、助言者」と書いてあります。今回取り上げるメンターはどちらかというと助言者の意味での「メンター」です。

僕がこの重要性に気づいたきっかけは「皇居ラン」です。これは1ヶ月で新たに習慣にしていることです。

1ヶ月前先輩に誘われ、皇居ランのブームなんて5年以上も前だった記憶だったので今は収まってそんなに人はいないだろうと思い、参加してみると、まあこれがすごい人数でした。皇居ランナー用のロッカールームは連日満員、仕事帰りのサラリーマンで溢れかえっていました。

正直もともと長距離走がそんなに好きではない僕にとって皇居ランの何が人を惹きつけるのかと思っていたのですが、あろうことか僕も1回走って以降、皇居ランにハマってしまったのです。

何がそんなに人々を惹きつけるのか、それは兎にも角にも皇居ランだと他のコースよりも「結果が出る」からだと思います。僕は普段やジムで走る時、3kmが限度だったのですが皇居ランだと、1回目で5km、2回目以降は10kmと、ちょっと考えられないくらい走れるようになりました。現在5回ほどやったのですが10kmはペースを配分すれば比較的楽には走れるようになってきたんですね。じゃあなぜ走る場所を皇居にしただけで走れるようになったのか。それは「みんなも走っているから」だと思います。

これにはいろんな意味があってまず1つは友達と走ったりすることでモチベーションにつながること。また知らない人でも同じ環境で走っている人がたくさんいることでモチベーションが上がったりもします。

そしてもう1つが「ペースメーカーを見つけやすい」ということです。普段からランニングする人はわかると思うんですが、ちょうどよく競える相手がいると1人で走っているより断然いいタイムが出るんです。そのペースメーカーは自分より速すぎてもダメだし、遅すぎてもダメ。
でも皇居には色んなランナーがいるからペースメーカーも見つけやすいんです。(たまについていこうと思った人が途中でこけていなくなるというハプニングとかもありますが。笑)

最後の理由が個人的には最も大きいと思います。じゃあなんでそれがペースメーカーが大事か。それは「目標が目の前にいで目指すものがはっきりしている」からです。

そしてここで出てくるのが「メンター」の話。
メンターって仕事とか人生における「ペースメーカー」なんじゃないだろうか。と走りながら思ったんです。

仕事とか人生ってマラソンよりもさらにゴールが不明確で目指す方向がありすぎる。もちろん明確な夢を持っている人はいいけど、世の中の大半はそんな夢は持ってない。そんな時にわかりやすい指標として「メンター」が必要なんじゃないか。

ここでいうメンターって会社で決められたメンターである必要は全くなくて、芸能人でもいいし、親でもいいし、自分がなんとなくこんな人になりたいという人で大丈夫だと思っています。ランニングと同じように、自分のペースや価値観の近い人を選ぶことで目標が分かりやすくなる。というのも自分がうまくいっている時って無意識にメンターを作っていたんです。例えば休学をしようか迷っている時は実際休学した先輩に相談しつつ徹底的に行動を真似ていました。同じプログラミング教室に通い、おすすめされたイベントはほぼ全部いきました。そうすることで目標に近づきやすく、達成する時間も早まるのだと思います。

そしてこれは何かの本に書いてあったんですが、メンターは自分のフェーズに合わせて変えていってOKです。自分が成長する中で目指すものも変わってくるし自分の今の価値観に合った人を選ぶという感じですね。

この文章書きながら今の自分はメンターとなる人を決めずに過ごしているなと思ったので、まずは自分の価値観を見つめ直しつつ、それに近いメンターを探したいと思います。きっとそれは就活や進路選びには役立つはず、、、!


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