面白い未来の作り方23「小さな欲望をいっぱい集める」

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ビジュアル系おにぎり。ご飯が見えない、ほぼ具のおにぎりです。

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豪快にブドウが乗ってるスムージー。その名も「ナガノパー子」

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スムージーにがっつり梨が乗る「梨田梨彦」、いちいちネーミングもいとかわゆし。

こんな楽しい食材が並ぶスーパーが愛知県にあります。
1時間並んで、おにぎりを買うってありえなくないですか?

行列ができるスーパー「生鮮館やまひこ尾張旭店」
普通のスーパーなんですが、
休日は200人以上並び、整理券も配布され
おにぎり500個が30分で完売するほどで
お惣菜コーナーだけで1日200万円の売り上げがあがるとか。

この売り場を仕掛けてるのは、
会長でもなく、
社長でもなく、
コンサルタントでもなく
太田典子さんという普通の店員さんなんです。

このスーパーのお惣菜コーナーは
彼女の「夢」を実現させたコーナーなんです。

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「おにぎりは、どこからかじっても具ってのが、夢じゃないですか?」 

うん、うん、その夢、大人になって忘れてた!

「ご飯よりも具が多い。ご飯と一緒に考えながら食べるんじゃなくて、
最後に具が残るってうれしいじゃないですか」

うん、うん、めちゃめちゃ嬉しい。

「特大エビ天2尾乗せおにぎりは、海老が1尾じゃなくって2尾って嬉しくないですか? 一尾食べても、もう一尾あるとテンション上がらないですか?」

うん、うん、令和一テンション上がります!

「例えばパスタでも最後に麺が残るのではなく、具が残るのが夢じゃないですか?」

うん、うん、そんな夢、あきらめてました。

「杏仁も最後に杏仁が残るのではなく、フルーツが残るのが夢です」

もう、そんなの、ラストフルーツセレナーデです!(意味不明(^^;;)

このスーパー、彼女の欲望、彼女の夢をかたっぱしから形にしたお惣菜コーナーが大人気なんです。具だくさん&てんこ盛りの惣菜、果実たっぷりのスイーツが特に人気で、お客さんからは「見ているだけでワクワクがいっぱい。自分じゃ作れないものがいっぱい」「スーパー界のデイズニーランド 」と大いに喜ばれています。

みなさん、おにぎりを持った途端に「重っ!」「でっか!」 と顔がほころび、「これは(おにぎりではなく)ほぼ鮭、鮭食べました」との感想が出ます。
しかも、毎日、このおにぎりがあるわけじゃないんです。

「自分が買い物行ったときに、毎日同じもの置いてあるってつまらないじゃないですか。違うものがあるのは楽しい」
と、太田さんが語る通り、ほぼ具だけのノリ弁当の日があったり、韓国フェスの日があったり(フェアとは言わずにフェスというのだそう。もう、お祭りですね)、日々、売り場に新鮮な楽しい工夫を施しているのです。もう、毎日通いたくなりますね。

お惣菜コーナーの売り上げは普通のスーパーだと全体の売り上げの10%ほどだそうですが、彼女の働くスーパー「生鮮館やまひこ尾張旭店」のお惣菜コーナーはスーパー全体の売り上げの30%をしめ、お惣菜目当てで来る他県のお客さんも多く、なんと普通のスーパーの4倍も売り上げをあげているとか。
しかもSNSで写真をあげるだけで全国からお客さんがくるのでチラシにかけるお金がゼロになった。

そして、このお惣菜コーナーの企画・開発・SNSでのプロモーションは、
なんと、なんと、
全て、太田典子さんという店員さんが一人でやっていているのです。 

彼女は、この小さなスーパーを「日本一にする」と頑張っているんです。
1日中お惣菜のことを考えているとか。

彼女は、休日、キックボクシングのジムに通うのですが、なぜハードなキックボクシングで鍛えているかというと、困難な中でも一歩踏み出せる精神力を磨くために通ってるのだとか。

全ては、このスーパーを日本一にさせるためです!

どうして彼女はそこまでして、このスーパーを日本一にさせたいのでしょうか?

彼女は昔、ハンドボールをやっていたのですが
ケガをして辞めることになります。
そんな精神的にもドン底の時に、さらに、お父さんが亡くなり年の離れた小さな弟を食べさせていかないといけない状況になり家を出ます。
そんなドン底の時に面接に行ったのが、
スーパー「やまひこ」でした。
彼女は、弟を食べさせて行くためにも必要な金額を会長に話しました。

「これだけのお金がないと私は生活が無理です」と。

すると、会長は「わかった」と一言、
彼女の条件をそのままのんで採用してくれたのだとか。 

「その恩を私は一生忘れない。
 会長に恩返ししたい」

 

と、太田さんはテレビの取材で言っていました。

なんのために働くのか?
そこに大きな愛がある。
だから日本一を目指せるのです。
彼女はお昼休み、一人で車の中でご飯を食べます。
朝、何が人気で何が売れなかったのか。
一人で車の中で午前中の反省会をして
明日に活かすためだそう。
泣けちゃう……。

「やらないと退化するだけ。ライバルは自分です」

太田典子さんの言葉です。

お惣菜の『惣』は、『物』の中に『心』という字があります。
「だから1つ1つ心を込めてお惣菜を作っています」と彼女は言っていました。

こんなものがあればいいなという彼女の夢を
1つ1つ心を込めて形にして
普通のスーパーに、
楽しくワクワクする魔法をかけてゆく。

彼女は教えてくれます。
普通のスーパーからだって、みんなに希望を届けられる!
社長じゃなくたって、普通の社員だって、革命は起こせるです。

どんな仕事だって、どんな場所だって、どんな立場だって自分次第で、そこをワクワクがいっぱいの
ディズニーランドに変えていけるのです!


Hi Future !

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あなたの「小さな欲望」を
いっぱい集めて形にしたら、
大きな願いが叶います。

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革命は小さな欲望を集めることから始まります。

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●THE WORK
できるできないは置いておいて、
あなたの業界で、
こんなものがあったらいいな、
というあなたの欲望を30個書き出してみよう。

忘れていた夢や願いも思い出してみよう。

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名古屋から車で40分だとか。今度愛知県に行くときに行ってこようかな。
楽しみ!!!

ひすいこたろうでした。
We are the Future
▲▲▲アリガ島▲▲▲


下記よりまとめさせていただきました。
ありがとうございます。

出典

「坂上&指原のつぶれない店 出身芸能人自慢のご当地スーパーを徹底調査」TBS

東海テレビ
https://www.tokai-tv.com/newsone/corner/20201019yamahikosuper.html


写真出典
https://www.nippon.com/ja/news/fnn2020102698478/

https://www.gentlemans-topic.com/yamahiko/

https://www.wacoca.com/1424358/



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