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面白い未来の作り方3「物語る」

作家のひすいこたろうです。
このブログではあなたに、めっちゃ面白い未来をプレゼントしたいと思ってるわけですが、今回プレゼントしたい、未来を創る「公式」(フォーミュラ)は、
「物」×「語り」=「物語」。

「物」(モノ)に「語り」(ストーリー)を入れると「物語」になる。
そして物語は人を爆発的に惹きつける力があるのです。

まずは、食べモノにストーリーを加えると、
おせち料理がなんと200万円でも売れちゃったという例です。

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写真 https://www.leon.jp/gourmet/9927?page=2

どうしておせち料理が200万円で売れたかというと、そこに「お正月にお殿様の気分を味わえる」という物語があるのです。

このおせち、例えば一ノ重には、江戸時代、徳川将軍家に献上したことから日本三大珍味として名高い「長崎奉行の持品のからすみ」「尾張公の持品のこのわた」「越前公の持品の越前雲丹(塩うに)」が入っています。しかも、江戸時代に藩より献上していた品と変わらぬ調理法で、藩御用達品にこだわって仕上げています。
これはほんの一例で、全てにおいて、年のはじめに殿様気分を味わえるように贅を極めたおせちになっているのです。
「おせちの味わい」に「殿様気分を味わえる」という意味を加えて物語を描いているのです。
人は「物語」(意味)に惹かれます。
そして物語はプレイスレスなんです。
物語次第で、どんな高いものでも売れてしまうという例です。
普通のおせちは相場で5,000円ー15,000円くらいですが、そこに物語を込めたら
200万円になるのです。
そしてこの200万円のおせち、なんと100セット売れたそうです!

おせちのこだわりの秘密はここで詳しく書かれています。
https://www.echigo-oono.jp/item/osechi/kiwami/

物語を作る際には、「世界一」「世界で初めて」というキーワードも入れられたら、さらに広がりを生み出せます。
マスコミにニュースリリースする際、メディアは「世界一」「世界で初めて」というキーワードに反応してくれますので、事実、この世界一高額なおせちもニュースリリースにより様々なメディアが取り上げて、そこから人気ユーチューバーヒカキンの目にも止まり、番組に取り上げてもらえさらに拡散しました。

物語の力、また別に、人気ユーチューバーのヒカルさんの例でもご紹介します。
ヒカルさんは「テレビCMに出たい」という願いを叶えるのに靴の通販サイトを運営するロコンドさんに、こんな提案をします。
コラボした靴を製作し、それが爆発的に売れ、ロコンドさんの用意した靴がソールドアウトになったら、テレビCMに出してほしいというオファーです。
しかも、闇営業騒動で地上波の活動がままならない状況のお笑いの宮迫博之さんとともにテレビCMに出して欲しいという前代未聞のオファーです。
その交渉がめちゃめちゃ面白いからまずは見てみてくださいね。


結果どうなったか?
ロコンドさんが大量に用意した靴が瞬足ソールドアウト。さらにまさかのサーバーダウン!!!!発売開始わずか17時間で4000万円売れて株価が上昇するほどの結果になりました。その後も売れに売れて数億の売り上げになっています。

物を売る通販。でも、その「物」に「語り」(ストーリー)を加えると、
瞬足でサーバーダウンで、億越えの収益です。

靴という「物」に、ヒカルさんのテレビCMに初挑戦するというストーリー(語り)が加わりモノが「物語」(エンターテイメント)になっているわけです。

闇営業騒動で地上波の活動がままならない宮迫博之さんをテレビCMにというアイデアも見てる人はハラハラするし、靴を買う行為が、ヒカルさんと、宮迫さん
2人の応援になるという筋書き(物語)になっています。

靴というモノが、靴を超えて「一歩踏み出して挑戦する」というヒカルさんの情熱を宿した物語になっているのです。
モノが物語になるってこういうことです。この靴を買うということは、買う人に対しても、挑戦に対してYESという行為になっているわけです。そして、この靴を履くたびに、無意識にも思い出すんです。
このヒカルさんの一歩踏み出す、勇気、挑戦、情熱を。

「靴」を
「挑戦の一歩」に見立てた物語です。

モノ(物)にストーリー(語り)を加えると、
「物語」になります。
そして、物語はプライスレスなんです。

また、普通、「靴」が誰かとかぶって同じだった場合は気恥ずかしかったりしますが、この靴は、同じ気持ちを共有した者同士ということで、街で見かけたら思わずその相手に声をかけたくなります。出会いの可能性すら内包する靴になっているわけです。物語ゆえです。

どんな物語をモノに載せるのか
これはこれからの仕事にとても大切なキーワードになると思います。

最後に、物語の生み出すパワーがいかにすごいか、違う角度からもみてもらいましょう。
蜂の大群に襲われて300ヶ所も刺された子どもがいたそうですが、でも全く無事だったのだそうです。なんで大丈夫だったかというと、その子どもは蜂の大群に襲われたとき「僕はベジータだ」って思い込んだからです。

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ベジータというのは、アニメの「ドラゴンボール」のめちゃめちゃ強いスーパーサイヤ人というキャラで、その子にとってベジータは無敵だからです。とはいえ、あなたが、蜂の大群に襲われた時「僕はベジータだ」と思っても、ハチにボコボコにされるだけだと思います(笑)。ベジータという物語になんの思い入れもないからです。この子の例でもわかるように、ときめく物語、ファンタジーの力は現実に作用を及ぼす、とんでもない力が生まれるのです。

ちなみに小学生の頃からドラえもんが好きだった僕は、「この星のドラえもんになる!」というトキメキの物語を生きています。ドラえもんは、4次元ポケットから「未来の道具」を取り出してみんなの可能性を広げてくれる存在ですが、作家の僕にとって、出版する「本」とは1冊1冊が4次元ポケットから取り出した「未来の考え方」なんです。このブログもその一つ。つまり、僕にとって作家の仕事は、「この星のドラえもんになる」というワクワクストーリーなわけですから、どんな遊びよりも楽しいんです。

さて、では、あなたの仕事、扱う商品にどんな物語を乗せましょうか? 
あなたの人生をどんな物語にしたら、毎日がときめきますか?
どんな物語を作ってもいいんです。
モノ(物)にストーリー(語り)を加えて「物語」を創造していこう。
あなたは、あなたの人生の監督であり脚本家であり主役だから、自由に物語を作っていいんです。


Hi Future!
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「物」×「語り」=「物語」
人は意味(物語)を求める生き物。
「物」(モノ)に語り(ストーリー・意味)を入れて
「物語」を作ろう。
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人が本当に欲しいものはモノではなく「物語」なんです。
人が本当に欲しいものは「意味」なんです。
だって、人生最後の日に、得たモノは全て手放すからです。
あの世に持って帰れるものは「思い出」という物語だけです。
心ときめく物語を人は求めているのです。

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                         Art by PurinDECICA

 

●THE WORK   
あなたの扱うサービスや商品(もしくは自身の人生)にどんなストーリーを見出し、どんな意味で皆を魅了させますか?
またあなたのサービスで「世界初」と言えるものができるとしたら、それはどんなサービスでしょうか?



●THE WORD
 「人生は物語のようなものだ。重要なのはどんなに長いかということではなく、
 どんなに良いかということだ」byセネカ


THE FUTURE IS HERE
 WE ARE THE FUTURE
ひすいこたろうでした。
▲▲▲アリガ島▲▲▲




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