見出し画像

Launchキーボード(12):静音リングやめ

前々回(↓)の続き。

静かなだけが正義ではない

前回(↓)までで、Launchキーボードの徹底静音化を行いました。

メカニカルキーボード定番の静音化Tipsは全て施した状態で暫く使っていました。

結論からいうと、静音リングはやめることにしました。

理由:ないほうが打鍵感と打鍵音が小気味よいから

です。

タイトルにも書きましたが、全てやってみて、何でもかんでも静音化すれば良いってもんじゃないな、と思いました。

静音リングは、物理的にプラスチック同士の接触音を殺します。これによって、高周波成分がかなり抑えられ、「モコモコ」とした打鍵音・打鍵感になります。HHKBやリアルフォースの静電容量無接点方式+ラバードーム採用キーボードのそれ、と思ったらイメージしやすいと思います。

HHKBやリアルフォースはキーストローク部分でラバードームで「コクッ」としたタクタイル感と「フカッ」とした底打ち音の軽減を演出しています。これが気持ちいい、と思う人が多いわけです。

私は、HHKBやリアルフォースに限らずどのキーボードであっても、もともとそのラバードームの感触そのものがあまり好きではないのですね。

タイプライター時代からキーボードを叩いているので、しっかりした打ち心地で、ある程度は打鍵音がある方が好みです。

静音リングを外すと、そのラバー感が全くないため、底打ち感がタイトになります。それに伴い、コチコチッとしたプラスチック同士が当たる高周波成分を含んだ底打ち音が微妙に生じます。これがテープモッドと組み合わさると、小気味よいクリーミーな打鍵音を奏でます。

キーボードのタイプにもよるので静音リングが全てダメ、というわけではありません。実際私自身、EPOMAKER EP84(Gateron赤軸)のほうでは静音リングを着けています。EPOMAKERのプラスチック筐体とGateron赤軸の組み合わせのほうはコチコチ感が強いので、テープモッド+静音リングが程よく合います。あくまでも、LaunchキーボードでKailh BOX 赤軸の組み合わせでは静音リング要らないかな、という結論に至った、ということです。

まとめ

なんでもかんでも静かであれば良いってもんじゃない、ということが今回の結論です。打っていて心地よい打鍵感と楽しい打鍵音が出るなら、あえてそれを殺す必要がないケースもある。静かなだけがキーボードの醍醐味ではない、ということです。

ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?