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3D/2Dグラフィック・デジタル造形・3Dプリンター・物書き。 Pop!_OS・Manjaro Linux・Android・iPad・Macをクリエイティブに使いこなすための備忘…
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2020年9月の記事一覧

Linuxのメイン画像編集ソフトは「Glimpse」で決まりかな?

Linuxに移行してからひとつ問題になっていたのは画像編集アプリです。定番の「GIMP」は昔からあまりインターフェイスが好みでありません。 GIMPの機能そのものというより、なんだろう・・・「アプリとしてのトータルコーディネート感」とでもいいますか。ルック&フィールがしっくりこないものがあったのです。 なにかないかと思って探していたら、「Glimpse」なるアプリを発見。 機能は同じでもGIMPよりGlimpseが気に入った点「ルック&フィール」がすごくいい感じです。「

私が「OS宗教論争は不毛」と思う理由とスーザン・ケア

(3936字) 先日「Linuxのユーザーエクスペリエンス」という題でnoteを書きました。 この中で少し触れたのが、私が大ファンであるスーザン・ケアという女性デザイナーについてでした。彼女は初期Macのアイコンデザインをしたユーザーインターフェイスデザイナーです。今回は、彼女についてもう少し深堀りしてみたいと思います。 GUIの母=スーザン・ケア私は「Mac vs Windows」とかいうOSやツールの宗教化や宗教論争は不毛だと思っています。その理由のひとつが、このスー

あのマイクロソフトがLinux版Edgeをリリース予定とは

マイクロソフトがLinux版Edgeをリリース予定のニュース。 近年のマイクロソフトの方向性Officeもクラウドベースに移行、IEを終わらせてChromiumベースのEdgeに移行、GitHub買収、WSLでLinuxカーネルを同梱、という流れから見て前々から思ってましたが、マイクロソフトはLinux市場参入に本気の様子。自社のクラウドサービスAzureもほとんどLinuxベースで動いているようですし。 LinuxベースのChromebookが米国でシェアを増やしている

Linuxのユーザーエクスペリエンス

(5006文字) LinuxをメインOSにして数日が立ちました。すでにすっかりハマってしまっています。 Mac/Win/Linuxと三股ユーザーの私はその時・その時代の気分でメインOSを変えてきました。 1. Classic MacOS 2. Mac OS X 3. Fedoraの後Ubuntuの登場を機にしばらくLinux 4. iOS登場を機に再びmacOS 5. バージョン10になって「メインで使ってもいいかな」と思うレベルにようやく達したWindows 6. 再び

Linux on Ryzen環境構築(ほぼ完了)

RyzenマシンのUbuntu Linux環境構築、ようやくほぼ完了に近づきました。 Blender、ZBrush、VSCode、Google Chromeなどなど日々愛用してるアプリを全て動かせる環境になりました。Office系はOffice365をサブスクしてるのとGoogleがあるので問題なし。フォトレタッチソフトはどうしようかと思いましたがKritaを使い始めてみることにしました。 Ryzen 3700X 8コア16スレッド/RAM64GB/Geforce2060

ZBrush & Blender on Linux

(4152文字) Linuxは早い最初にこのnoteで一番言いたいことを一言で書きます。 ZBrushもBlenderもLinux上が一番早いかもしれない です。もっと使い込んでからでないと結論は出せないのでまだあくまでも仮説ですが。インストールして動かしてみたファースト・インプレッションでそういう感覚を得ました。 ZBrush2021をUbuntu Linux+Wineで動かすWindowsのexeファイルをLinuxで動かすライブラリ「Wine」。この最新バージョ