でにむの起業物語

こんにちは。

今日は私の起業体験談です。

結論から言うと失敗です。

なぜ失敗したのか、どんな感じだったのかを残しておきます。

起業に至った経緯

整骨院で15年間勤務し、院長や多店舗の統括を経験しました。治療には自信がありました。

いずれは開業したいと思っていましたが、思ったよりも早くする事にしました。

それは福井に引っ越ししてから働いた会社への不満です。

スタッフ数が他の店舗に比べ少なく無理がある予算で、達成する事ができませんでした。売上が悪かった訳ではないです。スタッフ一人当たりの売上、つまり生産性では他の予算を達成してる店舗よりも高かったのです。でも予算が達成できない。その事を上司に伝えても「生産性は見てない。予算を達成してるかどうか。」と言われ、会議では毎回集中砲火でした。

そしてもう一つ、パワハラ事件。ある新人スタッフがちゃんと挨拶せずにヘラヘラとぶらぶらしてたので、「挨拶はちゃんとしようよ。」と肩をぽんと叩きました。殴るような強さではなく、頑張ろうな!みたいなポンと叩くような感じです。そしたらさ「ちゃんとやってるわ!!!なんで手出すねん!!!!」とキレられました。そして本部にこういう事があったと私は報告しました。そして新人に聞き取りを行い、私が「パワハラで処分」になりました。しかし後日、その新人は他の店舗に移りましたがそこでも無断欠勤等を繰り返し、問題のある新人だったというのが判明しました。そして私の処分もなくなったのですが本社から不当な処分の謝罪もなし。処分前に本部から私への聞き取りもなし。完全に不信感を持ち、退職を決意します。

しかし退職すると言っても福井でほかに働ける整骨院がありません。自分でやるしかない状況です。資金もありません。

そこで私は自己資金が低い、「起業向け訪問マッサージ」を始める事にしました。

福井県は社長の数が日本一というだけあって小さな会社が多く、私は成功すると信じてやまなかったです。

失敗に終わりましたけどね!

事業計画

一つ目の失敗はこれ。計画が曖昧すぎた。甘く見ていた。整骨院に来てくれてる患者さんの会社にだったらすんなり行けると思っていたが「会社」という単位では腰が重い。意思決定者まで直接辿り着かないと営業ができなかった。

どのように行動をしていくのかが甘く、また一つ目の案がうまくいかなかった時のニの手、三の手がなかった。ここで集客がきつかった。

複数の計画を立てておく必要があった

二足の草鞋

この起業訪問マッサージは会社を退職する9月末まで会社と掛け持ちで行っていた。それまでに軌道に乗せ退職する予定だった。しかし朝8時に出て21時に帰ってくる。休みは月8日。この中で起業を成功させていくというのは体力的にも時間的にも無理があったように感じる。

やるのであれば生活資金をしっかり確保した上で、起業一本に絞れる状態にした方が良かったと思う。

投資と回収

ビジネスをする上でこれは原理原則。投資を増やせば回収が増える。例えば100円で仕入れて120円で売れば利益は20円だが100万円で仕入れて120万円で売れば20万円の利益。私はこの投資を最小限に抑えすぎたなと。だから回収もできなかった。

そんこんなでいっぱい反省点はありますが、一旦はチャレンジした自分を褒めてあげて、普通に転職の道へ進みます。

また立ち上がります。

ただでは立ち上がりません。

人生一度きり。挑戦し続けます。

もしお役に立てましたらよろしくお願いします。 馬券購入費の足しにさせて頂きます