名著『両利きの経営』を、キャリア開発に使い、転職・リスキリングに成功
経営の教科書といえる名著『両利きの経営』は、キャリア開発にも使える!
両利きとは、現在の専門の「深化」と、新しい専門の「探索」の両立です。
両立が必要な理由は、専門の価値が著しく短命化しているから。
昔に比べ、企業の破綻が急増(企業が短命化)している理由も、専門の短命化にある。
解決策は「現在専門を深化」させつつ「新しい専門を探索」すること。
新しい専門の探索は、人のキャリアでいうと「学び直し(リスキニング)」と換言できる。
『両利きの経営』は「リスキリング(新しい専門の探索)の対象は、現在の専門とは違うように見えるが、本質は同じ」ものが成功しやすい、と説く。
事例として、私の古巣IBMが紹介されている。IBMはコンピューターという物の価値・値段が著しく低下したので、コンサルティング会社へ進化。
物を売る仕事(セールス)と、コンサルティング仕事は一見、全く違う仕事に見える。
だが、経営問題を解決する道具として、コンピューターを売っていた優秀な人は、コンサル仕事の素養が高いから、少しのリスキリングで、立派なコンサルタントになれる。
一方、値引きや接待で物を売る人は、コンサルタントに向いていない。
売る物の対象をコンピューターから違う商品に替えるリスキリングが良い。
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