千葉市役所の「連絡はメールかチャット(電話禁止令)」政策が高評価な理由~電話は日本の生産性が低い元凶

電話禁止令が日本の生産性を高める

千葉市役所は3月22日、職員に「連絡は原則メールかチャットで(電話禁止令)」通知を発出。この「電話禁止令」政策は、日本の生産性を高める、という観点から話題です。

 注目すべきは、通知を発出した千葉市CIO補佐監による次の発言です。
電話の取り次ぎが無駄となり、電話のやりとりそのものが課題となった」

 この主旨を、2チャンネル創設者ひろゆき氏が以下サイトで分かりやすく解説しています。

 この記事で、ひろゆき氏による次の発言に、私は共感します。
立場が強くて、無能な人ほど使いたがるんですよね。文章にまとめるのって、頭の中でまとめる能力を使って、説明文を書いたりしないといけないので。それすらできない頭の悪い人が、相手に電話をかけて口頭で思いついた順に伝えるんです。結果として、どこかに記録が残った方が仕事としては、うまく進むんですよ。でも、そういうのに気が回らない無能で立場の上の人が使いたがるので、若い人が嫌がるのは当然

電話は、感情を共有するツール、仕事に不向き

 電話は「プライベートで、家族や恋人など仲が良いヒト同志が、感情を共有・確認しあう」時に使うツール。 仕事では、相手の時間・生産性・モチベーションを奪うので使用禁止。 

 最近の失敗例で言えば、ワクチン接種の予約を電話させる(結果、混乱を予想できない)とか「気が回らない無能で立場の上の人が使いたがる」典型ですね。

若者が電話を嫌う理由~時間とモチベーションの喪失

「電話の取り次ぎが無駄」と「若い人が電話を嫌がる」はセットで考えると分かりやすい。メルアドは個人毎だが、電話番号は組織に1つ。

 電話を使うのは、立場・年齢が高い者なのに、電話に出る(取り次ぎ)という無駄な作業は、役職・年齢が低い者に押し付けられる。

 取り次ぐ者が席にいれば、取り次ぎ時間は5秒で、被害は生産性が落ちるだけで済む。だが、立場・年齢が高い者は気が回らないから、電話をかけて「大至急、折り返して」と先方に言っておきながら、平然と離席する。

 こんな電話に出るのは厄介だ。先方は「大至急、折り返して。と言うから直ぐ電話したのに離席するって失礼だろ」等と怒るから、謝罪を含め、取り次ぎ時間は1分ほど要する。

双方の管理職が気が回らないと、取り次ぎの往復が続く「電話の鬼ごっこ」が起きる。

 若い人は(時間とモチベーションを奪われる)電話を嫌がるのは当然で、
「電話をかけるなら双方が、組織の電話でなく、個人の電話を使え」と思っていますよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?