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Godox QT400lllM簡易レビュー

Godoxより久々に発表されたAC電源タイプのモノブロックストロボ
QT400lllMをすこしテストさせて頂きました。

QTシリーズの最新版でQT400lll/QT600lll/QT1200lllと出力が400Ws/600Ws/1200Wsの3種類があります。
QT400lllとQT600lllが392×176×143mm、重量が2.96Kgと3.33Kg違う感じです。1200Wsはサイズも550×176×143mmと大きくなり重量も4.26Kgになるようです。
Profoto D2やbroncolor シロスLより一回り大きいです、内部に余裕を持たせて放熱性を高めてるんでしょうかね?

QT400lll最小出力で閃光速度1/29600

このストロボの特徴は高速閃光速度と20コマ/秒での撮影も可能という所らしいです。
上記写真はQT400lll最小出力で閃光速度1/29600で撮影しました。
SPEEDモードというのがメニューに有り、それに設定すると出力全域で閃光速度が速くなります。
そのかわり色温度が高くなっていってしまいます。この辺りはこの価格帯のストロボだと仕方の無い部分ですね、閃光速度と色温度どちらもとなってくるとbroncolorのジェネタイプが必要になってくると思います。

各出力時の色温度変化

上の写真はQT400lll、AD600Proの各出力時の色温度変化をまとめたものです。
AD600Proがバッテリータイプの中では一番色温度安定性が高いので今回の比較対象とさせて頂きました。

QT400lllのノーマルモードで1/64以下になると少し色温度が上がり連発時も300Kぐらいの振れが見られました。
Full~1/32だと発光振れは150K程度に収まっていたのでちょっと残念・・・
ファームウェアのアップデートとかで直れば最高ですが。

色温度変化グラフ

わかりやすいように折れ線グラフにしてみました。
これを見るとAD600Proの安定性がわかって頂けると思います。
特に色温度安定モードにすると振れ幅が少ないです、物撮りにも大変便利に使っています。

QT400lllをテストして若干の不満点はありましたがスタジオ据置にして使用するのであれば購入候補にしたいと思いました。
ADシリーズのようにオーバーヒートも今回使用した感じだと全く出ませんでしたので人物撮影にも向いているかと思います。

個人的に導入するのであればQT600lllが最適かなと、絞り込んでの撮影が多い方はやはり光量があるQT1200lllが良いかもしれません。



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