5人の東方神起が残したもの

東方神起といえば、今は2人であることが広く周知されていますが、元は5人でした。5人の東方神起が日本に残したものは決して小さくありません。彼らの存在意義と、与えた影響について、評論家の1人として、音楽的観点から紐解いていきたいと思います。

5人の東方神起の誕生

東方神起は2003年に正式に結成され、2004年は韓国で活動、2005年の４月に日本で正式にデビューした。

「東方の神が起きる」という意味で名付けられた東方神起は、韓国でデビュー直後、一気にトップアイドルの座に上り詰めた。
これに気をよくした所属事務所であるSMエンターテインメントは、中国、台湾、ベトナム、タイなどのアジア諸国でツアーを展開し、彼らを一気にアジアのスターに仕立て上げた、ただ、1つの国を除いては…。

それが日本だった。