コギャルの社会学的考察

 先日偶然ラジオで聴いたコギャルの社会学的考察は、とっても面白かったですね。何でも学問になる、世の中に無意味なものは何もない、ってことでしょうか。変遷を重ねるコギャルたちの生態も、社会学的な分析を加えると興味深い結果が得られるようです。

 一時大流行したガングロ。あれは、男たちの無遠慮な(好色な?)視線を拒絶するものだったとか。顔を黒く塗りたくってしまえば美人もそれ以外の人(!)も見分けがつかない。視線を気にして自分を繕わずに済むわけですよ。自分をガードするという意味では、黒メガネと同じような効果があるのかもしれません。

 で、最近になってガングロが下火になったのは、彼女たちが他人の視線を気にしなくなったから。隣に(さしてカッコよくはないけれど)便利で役にたつ男の子(ミニオくんと言うらしい)がいて、二人で楽しく遊べればそれでよし。人からどう思われてもかまわないよ、と。足るを知る、ってことでしょうか。こうなると援交とやらで荒稼ぎする必要もなくなるわけですね。なるほどなるほど。(2000.11.07)

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