白米もぐも〜炊き上がりはいつ〜
私の名前は白米もぐも、おこめ帝国の白米担当大臣の任に就いている。よく、名前をもぐもぐと間違われるが”もぐも”である。そこ、さらっと私を咀嚼しない。
(閑話休題)
とある運命のいたずらなのか、バーチャルあっとほぉーむのご主人様・お嬢様から多大なるご恩を頂き、外交の一環としてこの度この白米もぐもはメイドとしてご主人様・お嬢様にお仕えさせて頂くことになった。
ほかほかご飯は万能である。炊いている最中の香り立つ湯気、甘い香り、新米・古米も水分調整により一年通じて美味しく食べることが出来るし主役級だ。おにぎりに炊き込みご飯、卵かけご飯、チャーハン、リゾット和洋中あらゆる世界で愛される、それが白米。
これらの人の歴史で積み重ねられた白米への拘りは、お米帝国の白米担当大臣として誇りである。私が直接ご主人様・お嬢様のお米を作っている訳では無いが、とある方法で実は関与しているのだ。この秘密はお屋敷でのお給仕が始まった時にご主人様お嬢様に伝えるつもりだ、初めましてのようでじつは…このことを伝えたらどんな顔をされるのだろうか、楽しみである…!
(初お給仕前夜のお話)
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