大学受験科生に伝えたいこと①

こちらはtwitterで発信した内容を補足してまとめたものになります。

受験生のみなさん、こんにちは。やまもとです。
河合塾中部地区を中心に指導しています。

中部地区でも大学受験科/高校グリーンコースともに
第1講〜第3講の対面授業のストップ→映像授業配信がきまりました。

本当はこの時期に担当生徒に伝えなくてはならないことが山ほどあるのですが、
校舎で直接伝えることができないのでここに私の授業を受講する生徒に向けて発信するためと,昨今の学校/予備校の休校騒動でこの春,大きく学習格差が生まれる恐れがあるので,成功するための(失敗しないための)英語の学習法や心構えを伝えていきます。

今回は大学受験科(高卒生)のみなさんに伝えたい内容です。ちょっと長くなりますがお付き合いくださいね。

ぼちぼちクラス発表です。テキスト配布チュートリ後,まず第3講までみっちり予習しよう
大学受験科の英語カリキュラムは基礎シリーズに第1講~第3講に英語の「エッセンス」が凝縮されて詰まっています。ココを適当に流すと皆さんの浪人生活が終わります。

以下に予習~授業~復習のやり方の一例をまとめます(ライブ授業開講後は各担当講師の指示に従ってください。そこも含めてプロは授業設計をしています。)

授業の生産性を120%に上げるコツ
【予習】
(1)自力でテキストに取り組み,今の自分で何が見えて,何が見えないのかを確認
最初はできなくて構いません(ってかできないものも多いと思います)
まず現状認識をすることが大事。

(2)次に辞書やサブテキストを調べて足りない知識を確認(ココでは自分の答案を修正せず,朱以外の色で修正しておくこと)。
ここで確認する知識不足等はある程度時間が解決してくれる内容。勿論勉強をする前提だけれども。

ここまでやって授業に来ること。これが授業を受ける前提条件。

【授業】
(3)講義受講 ココでは各講師の解説を聞いて「自分の認識とのギャップ」を探ること。授業は情報収集の場。先生が指摘する自分が「気づけなかったこと」に成長のチャンスがある。っていうか知識聞きに来るだけだったらテキストに殆ど書いてあるよ!

(4)講義中に「え?」ってなったとこは付箋を貼るなどして,明らかにしておくこと。コレは当日中に講師に質問して解消すること。ここをスルー生徒も伸びないです。

【復習】
(5)まず,テキストを再度講義ノート等を見ずに解き直すこと。正答できない問題があるならそこをまず復習。

(6)★ココ重要★答えあっている問題でもノータイムで答えられなかったもの(手が止まったもの)/方針が立たずになんとなく合ってたもの講師解説を思い出し自分で解説する。(=授業の再現)。コレができない問題は大抵の場合,模試や本番で点数になりません。曖昧だったら講師に確認すること。ほとんどの講師は丁寧に教えてくれます。たまに嫌味をいわれることもあるかもだけど,放置して得点を失うよりはマシと捉えて,恥も外聞も捨ててちゃんと講師を利用しよう。また,得意科目では,講師が提示した解法以外のアプローチを検討する。で,「コレダメですか?」と講師に質問しよう。これでどんどん力がついていきます。

実は(6)ができていない生徒がかなり多い。
逆に言うと,ココができれば基礎シリーズで大きく力をつけることができます
さらに作業を「自動化」できるまで反復すること。
入試という緊張する場では,体に染み付いているルーティンが自身を助けることになる。「九九」を言えるレベルで定着させること

余裕があればテキストと同レベルorやや易しめの類題演習を問題集等で行う。
大学受験科の標準テキストでも,受験に必要な「演習量」は4つのCORE講座テキストを「きちんと」やることで全く問題なく網羅できる(特に基礎シリーズは)。Tテキストは言うに及ばず。だから特に最初はここまで欲張らなくてOK。

逆に例えば「私は英作いらんから」とか言って英語表現の授業を「切る」なんていう行為は言語道断。表現は「整序/作文」という形式を使って「英文法・語法」の学習事項を日本語という観点からまとめ直しているのです。
解釈なども同様。CORE講座4科目が連動して完結するカリキュラムなのです

最後にちょっと宣伝!
COREの4科目に併せて,PLUS講座『Speaking Training』を受講すると,そこに音声面のトレーニングを1回20分の映像講座ですることができます
スピーキングという名称で,英検準2級程度のレベルからスタートして最後には東京外大のスピーキングテストにまで能力を引き上げるというコンセプトで開発された映像授業ですが,自分が吹き込んだ課題の採点を河合塾の英語講師にフィードバックしてもらえるという特典付きです(ちなみに山本は中部地区2校舎の採点・フィードバックを担当する予定)。授業の宿題で音読を要求しているので,スピーキングのいらない生徒も,共通テストになりますます重要度のあがっているリスニング力の向上,自由英作文の対応力の向上などにつながるベーススキルを無理なくつけることができる構成になっています。全国の河合塾大学受験科で提供される授業です。大学受験科生は是非受講してください(基本的に追加料金等は発生しないはずです)。

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