振り返るとそこには虫もいなかった。
電話が鳴った。
「あたしメリーさん、いまゴミ捨て場にいるの」
「あたしメリーさん、いまタバコ屋さんの前にいるの」
「あたしメリーさん、いまあなたの家の前にいるの」
「あたしメリーさん、いまあなたの後ろにいるの」
ぎゃあああああああああああ!!!
こんにちは、昼杉です。
ご存知、怪談系の都市伝説「メリーさんの電話」です。
この話の肝はその後の展開、つまりオチがないこと。
緊張感がピークのまま余韻を残す、なんともいえない不気味さ。
考察の余地があり自分なりの解釈を