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絵日記っていい

2月28日(金)

9歳離れた姉に会いに、最寄りから快特で一駅の横須賀中央駅で降りる。天気は晴れ。

よく晴れた日で寒かったのか暖かかったのか覚えていないけどいつも通り薄着を心配された記憶だけはある。冬に人と会うと大体薄着を心配されるけど、もしかしたら薄着を心配してくれる友達とかすきな人たちの本当に心配してくれている顔や笑ってくれる顔を見るのが嬉しくて薄着にしてしまうのかもしれない。ただ、体が重いのが嫌なことと、服が足りていない、アウターをしっかり着込んで家を出る余裕がないという問題もある。

自分はかなりかわいくない妹であるので、こうやって暇な時間をつかってnoteを書き始めている今も、姉からのLINEを放置してしまっている。

姉からのLINEはハテナが多いから苦手だし、直接話をしていても質問が多くてなんとなく疲れてしまう。別に普段友達と話していて質問をされることに対して嫌に思ったことはないし、もし友達に100問質問されたところで、例えそれが自分自身についての質問であっても何一つ嫌に思うことはないと思う。ただ、姉からラインを通じて発せられる質問はわざわざLINEしてくんなと、そう感じてしまうのだ。反抗期なのかと考えてしまう。自分を無口だと感じたことはないけど、こう考えると姉とわたしは対照的でわたしは無口な方なのかもしれないと思ったりする。わたしは絵文字で水滴が3粒飛び散っている汗のマークを使ったことがないし、顔のマークとキラキラという2つの絵文字重ね使いもしたことがない。そういうところなのである。

ただわたしがそうやって連絡をおろそかにしていると大体母に連絡が入る。そういうところも姉という感じでけっこういやだけど、そうしてしぶしぶ連絡を返す。今こうして文字にしていてめちゃくちゃめんどくさいな、わたしと思った。めんどくさいLINEを送ってくる姉もわたしにとってかなり面倒だが、わたしがやっていることも同じくらいめんどくさい。ああ。

ただ姉のいいところは優しい人でわたしのことまでちゃんと大切にしてくれるところだ。けっこう鬱陶しいし、そういうところが嫌だと思うことがけっこうな回数あるけど、まあ、、

この日もいつも通り横須賀のモアーズでお昼ご飯を食べてフラフラとお店を見たりしてから、スーパーで買い物をして、姉と旦那さんの家に行って一緒に鍋をつくって食べた。旦那さんもすごく優しい人。

ご飯を作ってすきな人の帰りを待つ生活、ものすごくあったかくてそれだけで充分なのではないかと思った。色違いのコップを置いてテレビを見て、くだらない番組に笑って、台所から声を飛ばして会話をして、家ってそういう場所であってほしい、家がそういう場所だったらわたしも家をすきでいれるのになあと思う。


友達が誕生日にくれたかわいいカメラで撮った写真を現像して、それをみながら色んな瞬間、そこにあったにおいや空気を思い出していた。

昔、夏休みの宿題であった絵日記って当時は面倒でしかなかったけど、その日あった出来事や感じたことを絵として切り取るような時間の余白を持っていた時代って素晴らしいなと今になって思います。




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