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国崎さんと松本さんと鎖国の話し

  国崎さんはやっぱり怖いもの知らずや。


  ザ・セカンドの組み合わせ抽選会があった。わたしはそのユーチューブを見るよりも、ヤフーとかの記事を先に読んでしまった。あたまのなかが空っぽなら存在しない感想を持ってこの文章を書くことになった。ここに書いたことは初見の感想じゃない。悔しい。


   国崎さんの、松本さんに対する呼びかけはただただ健気なだけ。ガキの使いでは、松本さんに笑ってほしくて丸坊主にした。予想通り笑ってくれた。今回のもそれと同じ。松ちゃん、マツヒトって紙切れに書いて、カメラに手を振って、松ちゃん出て~。松ちゃんが出ないとマルコポロリだよ~(なぜマルコポロリ?ワイドナショーじゃなくて?)って呼びかけるのってかわいいじゃん。何にも考えずに、何もないところへ突進する子どもみたいで。賢者か愚者か。風穴を開けた勇者か希代(きだい)の大馬鹿か。どっちだろう?やっぱり後者かな。国崎さんは、事件とか、不謹慎とか、腫れ物とか、なんて一切考えてないと思う。もし松本さんがそれを見て
『国崎、あほやな』
  くすっと、たった一回でいいから言って笑ってくれたらうれしい。それが人伝てに国崎さんの耳に入ったらもっとうれしい。今回の彼の行動に何かメッセージがあるかもと考えたけど、彼の作る漫才にメッセージなんてひとつもないのに今回のにもある訳がない。



   ファンから『国』と書かれたうちわをもらいました。入り口はそんなんだった。あ、国崎さんの国かなと思って見ていた。重ねられたうちわには『鎖』と書いてあった。国・鎖ーー鎖・国。国の裏には吉、鎖の裏には本。吉本鎖国。少し前に話題になった、吉本事務所の鎖国のことを何となくしか覚えてなかったので調べてみた。吉本の自社劇場や主催ライブに他の事務所の芸人を呼ばないこと、と書いてあった。交流を持つなという意味ではないともあった。つまり同じ職場に立つな、でもお金の発生しないプライベートは何をしてもいいですよ。劇場に2組の芸人がいて、一方は吉本の芸人同士、もう一方は吉本の芸人と別の事務所の芸人。前者に給料が入る、吉本の芸人だから2組からマージンが取れる。後者は吉本の芸人からしか入らない。会社としては利益をあげたいから、後者は難色を示す。だから『他の芸人を呼ばない』ように、なのかな。これが当たり前のように続くのであれば、後々には番組の共演はNG。賞レースでの共演すらNGになるのかもしれない。その閉鎖的な考えに嫌気がさして、バラエティーとかテレビ番組を見なくなる人も(昔に比べて視聴率が下がっているってことは、視聴者はテレビを見てないってこと)ますます増えると思う。Huluだってネトフリだってアマプラだって、昔に比べたら選択肢はごまんとあるし。どうなんだろ、その考え。賞レースで優勝したコンビを見たくて劇場に行くファンがいるとしたら、賞レースに出ない、表舞台に出れない、名前が知れない、ファンも付かないコンビが出るにちがいない。そのまま辞めちゃう芸人だっているだろうな。


    ザ・セカンドの主催は吉本事務所だし、会場に吉本の関係者がたくさんいる。それを分かってるし、生配信だからカットされないと思って国崎さんはそうしたと思う。一個人が大企業に太刀打ちできる訳ないのに。体を張ってのアピールってことかな。それとも単に面白そうだからしたのかな。私はチキンだし、三歩先を読んで行動する癖がついているので絶対にしない。国崎さんと同じ強い思いをたとえ持っていても。



   これをきっかけにありとあらゆるテレビに出れなくなったらどうしよう。ザ・セカンドで優勝なんて絶対にさせてもらえないな。伊藤の第二の夢を摘むことになっちゃったかあ。ごめんな。グレープカンパニーに仕事が来なくなったら困るな。営業をたくさんしてくれたマネージャーさんにどうやって謝ろう。お金だってたくさん借りてるのに。あんなに優しい社長やサンドイッチマンさんや事務所に入る足掛かりになってくれた、あぁ~しらきさんの顔に泥塗っちゃったな。R-1で優勝してヒールキャラで売り出してるお見送り芸人しんいちとか、ドラマとか坂上忍さんの番組とかどっきりGPに出たり単独している東京ホテイソンとか、ロンハーとかにたくさん出てるカカロニとかにも迷惑かけちゃうな。干されちゃうのかも。いやだな。仕事なくなっちゃうかな。くびかな。前に働いてたガソリンスタンドでまだ働かせてもらえないかな。都民税とかどうやって払おう。昔みたいに銀行の口座を差し押さえられちゃうのかな。電気代も携帯代もガソリン代も払えなくなるな。車売らなきゃな・・。



   こんなことを考えないから国崎さんは行動に出られるんだ。現実主義者のわたしにはそれはそれができない。



   松ちゃんとかマツヒトとか書いた紙を出す七つのボケを見ていたスタジオの関東の芸人さんは静まり返っていたけど、関西の芸人さんはすべてウケていたらしい。右に倣えで反応しないようにしたと思っていたけど、そうでもないのか。それとも関西の芸人さんは怖いもの知らずなのかも。その場の空気なんて読まずに面白かったら笑ったらいいのに。



  にしても片眉、やだなー。坊主頭には慣れてきたけど、眉ないのはちっとも慣れないや。大好きだと言う向井秀徳さんに会えることに興奮して剃ったらしいけど。もう二度とやらないでほしい。早く髪を伸ばしてくれないかな。漫才するまえに、髪を前後にわしゃわしゃ掻きむしっていたっけ。あの頃は汚いなと思って見ていたな。ボサボサ頭と太眉が懐かしい。




  「松ちゃん」と「鎖・国」が理由ではないと、信じたい。だとしたら吉本事務所は心が狭すぎる。ヤフーニュースとかたくさんのメディアに取り上げられた→キャハハ、国崎は面白いなと吉本事務所は笑いに変える→決勝8位まで進出する→メディアがなおさら取り上げる→視聴率を取る。国崎さんを利用したったら良かったのに。どっちにもメリットしかない。おもろすぎるじゃん。


   アンバサダーで芸能界復帰した松本さんに、出たね~~、って言うとこ見たかった。
『国崎、あの時ほんまにアホなこと言うてたな~』



   32組から16組への結果。去年は16組まで行ったのに。そのあとはへんてこりんなルールに巻き込まれて負けちゃったけど。対戦相手とのラフ次元との点差(ラフ次元277点に対してランジャタイは265点)で敗退。微妙な数。調べたら1点が9人、2点が17人、3点が74人。他のコンビと比べて、面白くないって思った審査員のお客さんが多かったってことか。先攻と後攻うんぬんを書きたくて去年の勝ち負けの数を調べたら、去年は後攻で敗退、今年は先攻で敗退。ランジャタイに関しては先攻と後攻関係ないか。やっぱり中身かな。


    こんなん良くない。良くないわ。国崎さんの売りは頭で理解するものじゃなくて、感覚で楽しむものなのに。ランジャタイが台頭したときは、なんだかよくわからないことをしているコンビだったのに、いまは存在知れ渡って見慣れちゃったのも原因かも。賞レースで結果を出すってことは、やりたいネタをすることじゃなくて求められるネタをするってこと。国崎さんは売れる前から我を貫いてきた=迎合しないネタを作ってきた人だから、この先も賞レースで優勝できないだろうな。それを知ってか知らずか、伊藤さんは国崎さんについて行って、『楽しみにしています!頑張ります!!よろしくお願いします!』ってXで報告して、『負けちゃった!また来年頑張ります』って泣き言を書いていた。



   チャンピオンになりたいって望むなら、伊藤さん、R-1に出たらいい。芸歴制限が撤廃されたんだから、芸人を辞めない限り舞台に立てるよ。国崎さんがどんな漫才をするのか舞台に出ていかないと分からないって愚痴ってる暇があるなら、ピンで食べていけるようにがんばろうね。優勝賞金500万だよ。R-1には夢あるよ。あなたが凄いと言っている粗品さんに批評してもらえるし。その粗品さんは、先日上げたユーチューブで決勝に出ていた10人の順位予想をしていた。されどやっぱり粗品の呪い。予想したトンツカタンお抹茶さんは最下位だった。粗品のロケのスタッフの矢野レオンくんは、街裏ピンクさんが好きという理由で優勝すると口にしていたのに。こねくりまわした予想よりも、好みとか勘で行くほうが的中するのかも。競馬の予想をレオンくんに予想してもらいましょうよ。



  ザ・セカンドのフォローは今日まで。組み合わせ抽選会も楽しかったし、例のごとく勝手なことをあれこれ書きました。ありがとうございました。来年のは、まあ、ノックアウトステージのことを見るとか書くとか、そのときの気分で見たり書きます。でももう見ないかな。たぶん、この先はランジャタイ出ないし。



   巨人師匠の、カーブの付いたお面はどうやって作ったんだろう?ユーチューブのおすすめに上がっていたのが、『VS東野』だった。サムネイル画像は、片眉なしのおふざけの顔の国崎さん。髪がだいぶん生えてる。定期的に坊主にすると言っていたけど、それは辞めたのね。伊藤さんと違って髪が早く伸びる人ではないから、長くなるのをのんびり待とう。そのお面はお祭りに売っているような形だから、どこぞで何かのお面を買ってきて型を取って写真貼って作ったのかな。昔から工作が好きって言っていたから、彼にとって何かを作るのはお手のものかも。大人になるとアイデア自体が浮かばくなるから、国崎さんはやっぱり頭のなかが子供の時点で止まってるんだな。そんな人だから『奇想天外奇妙喜天烈』な漫才ができるのかも。


  これを見ながら、国崎さんにとってザ・セカンドというのは、勝ち上がる場所ではなくて、客観的にふざける場所なんだなと思っていた。客観的にというのは、1点(ランジャタイは9人から)を多数の言葉で言い換えていたから。主観で考えたら、1点か、あ~~ショックだとしか思わないと思う。面白くない、クソつまんない、吐き気がする、見たくない、2度と出るな、地元の友だちのほうが面白いーと主観的に見ていたら、自分たちをこんな風に見ることができないと思う。お客さんには、遠慮せずに1点をつけて欲しいと、伊藤さんが聞いたら気絶しそうなことまで口にしていた。こんなこと言ったら、来年の審査員のお客さんは全員1点つけるよ。知らんで。


   がんばれ地上波最終回のこと。最後に出たテロップにはテレビ朝日のスタッフさんの名前しか出てなかった。国崎さんは絡まなかったのかなと思っていたら、総合演出も編集も絵コンテ、監督もしたらしい。国崎さんらしい、なんの意味もないし、『うずまき』の世界に迷い込んだ感じ。ザ・Wで、あ~しらきさんのネタの演出をした位だから、演出家になれると思う。私はこれをnoteのあちこちに書いている。ミュージシャンとか映画監督とか、誰かの目に止まらないかなと期待して。 



   松ちゃんへのエールはかもめんたる槙尾さんの前フリだと言っていたけど、ほんとかな?おちゃらけ、おふざけな人だけど、あの場所で松本さんの名前を出すことは諸刃の剣
だと誰でも分かっている。その他大勢の一人になって、いい子ちゃんでいれば、誰にも何も言われないし、目立たずに済む。照れ隠しで槙尾さんのことを『前フリ』って言ったんでしょ。きっと。