まだユーチューブを1本も投稿していないのに言うことがベテラン配信者がいた件

「いや~、視聴者さんから結構来るんですよコメント欄で『もう少し明るめの服着たほうが良くないですか?』って」
「あっ・・・ごめんなさい、私いろいろ疎くて、ユーチューバーの方なんですか?」
「いやいや、そんな・・・」
「わ~、すごい・・・そうですね、映像で見られるならこれぐらい派手めでもいいかもしれませんね。しかも、スマホの小さい画面で見てもらうんでしたら原色系とかの方がいいかもですね」
「なるほど・・・やっぱりそういった人がお客さんとしてもいらっしゃるんですね?」
「はい、時々・・・最近は学生さんで始める方もいらっしゃるんで、映像で映える服を求める方も多いです。もう長いんですか?」
「いえいえ、まだまだこれから・・・」
「へ~、どういった系の動画なんですか?」
「まあ、普段のことをちょくちょくと・・・」
「ルーティンとかですかね?結構見ますよ私。ルックブックとかはしないんですか?」
「いや、まだ一回も投稿したことないんですよ」
「・・・・・。え?・・・あ、そうですか。これからって感じで・・・。先ほど視聴者さんっておっしゃってたんでつい・・・」
「すみません、まだ投稿はしてないんですけど、自分の視聴者さんを想定して活動してるんです」
「なるほどです・・・でも、いいことですよね?我々もお客さんの動線とか考慮してお店のレイアウトとかしてるんですよ」
「ユーチューブに投稿しようって決断してからもう3年経つんですけど、やろうと思ったことを全部やられちゃって困ってるんですよ」
「ははっ・・・そうですか・・・」
「僕としては自己満足的なものに陥りたくなくって常に視聴者さんに向けた大衆的な配信を心がけようとしています」
「そうですか・・・・でも・・・なんていうんでしょう・・・とにかく、配信してみないことには・・・」
「そんなこと言われなくてもわかってます!」
「す、すみません・・・」