マガジンのカバー画像

短編小説『会話』

50
二人の人物の会話だけで構成された短編小説集です。 基本1話400字詰め原稿用紙2枚以内で作成してます。
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

工事現場の警備員をしているきれいな女の人に説教し始めるおじさんがいた件

「自転車一台通りまーす!あ、こちら通りにくくなっておりますのでお気をつけください」 「ち…

ヒロユキ
1年前
1

まだユーチューブを1本も投稿していないのに言うことがベテラン配信者がいた件

「いや~、視聴者さんから結構来るんですよコメント欄で『もう少し明るめの服着たほうが良くな…

ヒロユキ
1年前

クラスの好きな女子に担任経由でジロジロ見ないでほしいとクレームがきた件

「牧村、元気?」 「まあ・・・はい」 「最近、がんばってるね」 「ありがとうございます・・…

ヒロユキ
1年前

担任の先生に授業がわかりにくいことを率直に言ってみた件

「先生」 「ん?どした?若林」 「ちょっと先生に前から言いたかったことあって」 「おお、な…

ヒロユキ
1年前

給湯室でお局さんに挨拶するのを忘れて怒られた件

「ちょっと、桜井くん」 「・・・・はい」 「いや、はいじゃなくって」 「え?」 「なんもなし…

ヒロユキ
1年前
1

エロ本とエロDVDを行商する男にその真意を聞いてみた件

「すみません」 「はい、いらっしゃい」 「あの、ちょっと話いいですか?」 「はい?」 「ここ…

ヒロユキ
1年前

電車で老人に席をゆずったら怒られた件

「あ、どうぞ・・・」 「・・・・・?」 「あっ、席・・・僕、次の駅なんでどうぞ」 「・・・・・?」 「・・・・・・」 「だから?」 「・・・・」 「席譲られるほど年老いてませんから」 「いや、年老いてますよ?どう見ても」 「失礼なひとだな・・・」 「・・・・・」 「周りの目を気にして、自分がどれだけ優しいかをアピールしたかったんでしょ?」 「ちがいますよ」 「ぜったいそのはず。ほら、さっきから正面に座ってる女の子チラチラ見て意識して」 「見てませんよ」 「いいや、見てます。結