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LEC Summer Split Finalがすごかった件

LECとは

LECはleague of legendsのEU地域のプロリーグだ。今年からEU LCSはLECとブランド名を変更した。
春のSpling Splitで優勝したG2 Esportsは春の世界大会 MSI 2019で見事優勝した、勢いのある地域だ。

決勝の前にSplit全体をみて

Spling SplitではEU最強のMidレーナーCaps有するG2 Esports一強という印象があった。しかしSummerではFnaticが力をつけ決勝だけでなくシーズン全体を通してG2と死闘を繰り広げた。FanaticがG2と拮抗するようになったのは新人MidのNemesisがチームの核とするようなチームの方向性が確立したからだろうと思う。ADツイステッド・フェイトやbotユーミ・ガレンといったピックも楽しめた。

また新人選手の台頭も目が離せなかった。GorillaやsOAZといったベテラン選手を起用したが春・夏成績が振るわなかったMisfits Gamingが途中からすべてのロースターを入れ替え新顔の選手を起用し、しかもそれで勝星を取っていくというのも見てて面白かった。経験不足からくる無鉄砲な行動もあるが今後楽しみなチームだと思う。

春では最下位だったRougeがプレイオフに出場し3位と予想していたSplyceを打ち破るというジャイアントキリングも見れた。

シーズン通して面白い試合が多かったと思う。

決勝の前に

LECのプレイオフの特徴として、シーズン1位と2位は決勝の前の週にBO5を行い勝った方は決勝に。負けた方は他のプレイオフを勝ち抜いてきたチームと戦い、勝ったらリベンジができるという形式だ。

ここでもG2 VS Fnaticで5戦目までもつれ込んだすえにG2が決勝にコマを進めた。このBO5もFnaticはG2をあと一歩のところまで追いつめていた。

最近公式でハイライトを出してくれなくなったので有志の人がハイライトを上げてくれている。それでも試合だけで40分はあるが。。

話は変わるがLECは映像コンテンツとしても他の地域より抜けている気がする。

こういった選手の動画を見るのが好きなのだがLECは選手をかっこよく見せるのが上手いと思う。LCKの動画も好きだけれども。

また決勝のオープニングセレモニーも凄かった。

最高のBO5

試合が始まるとお互いに攻めまくる、アグレッシブな試合展開が続く。お互いのプレイヤーのミクロ面の卓越している部分が存分に出ていた。その中でもMidレーナ同士の対決、CapsをNemesisが上回る場面が幾度とあったのは春からしたら考えられなかった。

お互いに譲らず2勝2敗で試合は5戦目に。League of Legendsの5試合目のインターバル中にはsilver escapeという曲が流れるのが定番なのだが、3年間プロシーンを見てきた中で1番ワクワクした。5試合目、どちらに転んでも接戦になり面白い試合になることを確信させてくれた。

5試合目のピックはいつか来るとは思ってたPerkzのシンドラがピックされた。基本的にBotレーンにはマークスマンと分類されるチャンピオンをピックするのがセオリーだが、ここ最近マークスマンが弱くなり、メイジをピックすることも現実的な選択となった。ただほとんどの試合ではマークスマンがピックされている中、今年MidレーナからBotに転向したPerkzはメイジを使えるという手札を持っている。

5試合目はG2のBotレーンから作られたと言っていいだろう。序盤で試合を決めたいG2と耐えれば後半強いFnaticだが序盤からG2がキルを重ねていく。
それに対しFnaticもビハインドを背負っても集団戦で有利な形を作って返していく。

ただシンドラが育っていることや焦りからくるミスによりG2がバロンをとり有利を広げていき最終的に勝利を納めたのはG2。

botレーンから崩されてしまったからか、試合後Rekklesが泣いていたのが印象的な結末だった。

まとめ

G2にFnaticが対抗できるようになりプレイオフや決勝はエキサイティングだった。またプレイオフだけでなくMisfitsの新人選手やRougeの躍進など次のシーズンも期待ができるシーズンだと思った。

10月から始まるWorlds2019はEUで行われる。時差の関係で見るのが若干つらいがどんなコンテンツを出していくのか楽しみだ。

もちろんljlの代表が昨年より躍進してくれることも期待せずにはいられない。

Final 動画まとめ

ljl解説のRevolさんと見る

JapaneseKoreanUGさんの解説付き


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