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四半世紀の思い出

思い立って、クローゼットを片付けた。
思い立つタイミングを見計らっていた。

優柔不断で、思い出を大切にしたい私は、
物を手放すことがとても苦手。

それでも、えいやっと、数年着ていない
あの頃の私が大好きだったお洋服を、手放すことにした。

数年に一度訪れる、大型お片付けタイミング。
毎回保留になっていたスカート。

初めて家族旅行で訪れた東京。
竹下通りで買った豹柄のスカート。

迷った挙句に、さよならすることにした。
もう何十年も着ていないけれど、
当時とてもわくわくしていたから。

でも、思い出だけでは生きていけない。

こうやって文字にすることで
思い出の形を変えるよ。

ありがとう。

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