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でんすけ

70年代のアサイラムレーベルやマッスルショールズ、ブリティッシュ方面と聴き進めていて、エルビスコステロのマイエイムイズトゥルーという名盤を聴いてるうちにやっぱりAlisonという曲は良い曲だなあとつくずく思う。ホリーコールもカヴァーしているけど、ホリーが歌っても、ジャズではなくてロックなところがすごい。これは美大時代に友人が貸してくれたマクセルの90分のカセットテープにテレヴィジョンのマーキームーンとカップリングでアルバムごと収録されていて、どちらも繰り返しよく聴いたので時々コステロとテレヴィジョンの境目がよくわからなくなるんだけど。そういえばラジカセが全盛の頃、RECとPLAYを同時にガチャっと押し込む時の快感、テープがなくなりそうになると窓から残量を頼りなく見つめてたのも懐かしい。カセットテープ代だって安くなかったので、いかにテープの残量を無駄なく録音するか、というような事が結構重要だったりした。

そんな時代に彗星のごとく登場したソニーのデンスケという機種は高音質な生録ができて、これが同じカセットの音か?と思うくらいに、すごかった。今やデジタルになり、DATの時代からPCMに・・・でも、デンスケのあのアナログ故の迫力にはなぜか敵わない気がする。よく先輩がコンサート会場で録音したという音を聴かせてくれた。(当時はまだ、カセットの持ち込みなんかがまだゆるかった・・・まあ、良い時代でありました)あの頃に聴いたいろんな音源がロックの楽しさを教えてくれた。ライブではそういう時代の雰囲気までも伝えることができるといいんだけど。

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