新譜の棚にあるのは全て、過去の記録である。
片岡義男さんのエッセイを読んでいたら、CDショップには沢山の過去が並んでいるという記述があった。流行りのメガストアにズラッと並んでいる新譜の棚にあるのは全て、過去の記録に他ならない。ユーザーはその過去の仕事を選んで購入し、自分の好きな空間に持って行く事ができる。というわけである。
それは、タイムマシーンのようでもあり、時には国境を超えていろんなイマジネーションを連れてくる。多種多様なジャンルを聴きわける人がいる。一人のアーティストの音楽しか聴かないという人もいる。
いずれにしても、聴き手の感性というのがいろんな意味をもっているのは確かです。同じ音楽を聴いても、感動の仕方が違うというのは、とても不思議なことだけど、実はとても素晴らしい事なんだと、思うわけです。いろんな国にいろんな人がいて様々な価値観の中で同じ音楽を聴いて感動するかもしれない。でもそれを強制する何ものもない。
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