自分のことを「私は性格が悪いから」という人の心理

「俺性格悪いからw」

「私口悪いからw」

「結構はっきり言っちゃうタイプなんだよね」

みたいな自分の評価を下げるようなことを言う人って多いよね。

何でこういうことを言うのか?

という話をするとこういったネガティブな発言に限らず、だいたい自分のことを、

「私〇〇なの☆」

と人に言う時は相手にそう思ってほしいからなんだ。


「俺性格悪いからw」

「私口悪いからw」

「結構はっきり言っちゃうタイプなんだよね」

これらの発言は裏を返せばこうなる。

「俺性格悪いから、そんな俺でも気にせず仲良くしてね。」

「私口悪いから、そんな私でも気にせず仲良くしてね。」

「結構はっきり言っちゃうタイプだから、こいつうぜーって思ってもそういうやつだと割り切って仲良くしてね。別に悪気はないから。」

そんなところ。


私は自分のことを、

「性格が悪い」

「口が悪い」

「嫌われるタイプの人間だ」

という人と積極的に仲良くしたいとは思わない。普通誰だってそうだと思う。

だからこれらの発言は明らかに逆効果で、本人たちもそれに気づいていないわけではない。と思う。

なのになぜそのような発言をしてしまうのか。

自分を改める気がないからだ。

「性格が悪い」

「口が悪い」

「嫌われるタイプの人間」

である自分を改める気は一切なく、それでも受け入れてくれる人を探すために、あるいは受け入れろと遠回しに伝えるためにそのような発言をする。

人が離れていくのは自分のせいではなく、相手が受け入れてくれないから。受け入れてくれる度量を持ち合わせていないから。

自分が悪いわけではない。

だから上記のような発言をする人の多くは、言っていることが事実で友人と呼べる存在が少なかったりする。中にはそうじゃない人もいるけど。

これはなんとなく小中学生の、

「私はバカだから勉強できない」

に似ている。

「私はバカだから勉強が出来ない」と言っている人は勉強してもできないからバカ、ではなく勉強できないこと、しないことを自分のバカのせいにしている。

よほどの高等な学問ならともかく、一般的な義務教育レベル程度なら特別な事情がない限り努力すればテストでそれなりの点数を採ることが出来る。

「私はバカだから勉強できない」

と言って最下層にいる人達は総じてバカだから出来ないわけではなく、努力をしないから出来ないんだ。

だからバカ呼ばわりされるんだが…

言霊

言葉には力があり、声に出した言葉がその通り現実になるという考え方がある。

これは別に超常現象でもなんでもなく…

この件に関して言えば言葉に出すことで、自分をそんな人間にしてしまうだけ。

「私はバカだから勉強が出来ない」→勉強が出来ない人になる。

「私は口が悪い」→悪口を抑えようとせず、悪口ばかり言う人になる。

「俺は性格が悪い」→相手のことを考えない人に嫌われるタイプの人間になる。

そうやって自己肯定(いや否定か)をすることでそんな人間になってしまうんだよね。


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