「やる気」を定義してみた
今年も残すところあと1か月となった。ちょうど11か月前つまり今年の1月に抱負を立てた人はそれを実現できただろうか?
僕なんて「立てる」という発想自体何年も前に忘れている。
新年になるとなぜか「今年は○○をしよう!」などとやる気を出す人が少なからず僕の周りに現れるのはなぜだろうか?
やりたいことがあれば、今日から始めたとしても全然早くはないのに。
なぜか、新年と同時にやる気スイッチというものを押す人たちが大勢いる気がする。そして、大体の人のスイッチはスイッチを押している間だけONになるタイプのもの(モーメンタリ動作というらしい)だ。
一週間くらいはスイッチを押し続けられるが、1か月くらい時を経ると力を緩めるのだろうか、徐々に徐々にスイッチがOFFへと切り替わる。
3か月もスイッチを押し続けられる人などほぼほぼ皆無である。それどころか、スイッチの存在を忘れている人も少なくない。
まぁ、よくよく考えてみると当たり前のことだ。人間は人には厳しく自分には優しい生き物なのだから。
もし今、つまり12月現在まで押し続けられている人は疲れるということを知らないのか、病的なまでに忍耐力をつけているのかのどちらかだと思う。
ところで、やる気スイッチの「やる気」とは何だろうか?
自分でもやる気がある状態を経験したことはあるが、それがどこからやってきた何者なのかということを考えたことがない。
ーーちょっと考えてみた。
そして、僕の出した答えは「やる気=メッチャ行動すること」という結論になった。その理由を下に書いていこう。
まず、自然に出るやる気の正体を2パターンを紹介しよう。
「嬉しい」と「危機感」だ。
「嬉しい」時は誰しもテンションが上がり、活発的になる。なので、じっとしていられず行動につながるのだ。
遠足や旅行の前日の状態や、試験でいい結果が出たときに近い気がする。
常にこの状態になれれば人生楽しいのだろうが、イベントごとは毎日あるわけではないし、いつもいい結果が出るとは限らないのでなかなか難しい気はする。
「危機感」はやる気とは関係ないと思うかもしれない。だが実は、客観的にみるとやる気が出ている状態と同じ状態になっている。
危機感は積極的に物事に取り組ませ、集中させる。火事場の馬鹿力、窮鼠猫を噛む、背水の陣、人は危機感を感じたら考えている以上の力を発揮できるのだ。
これは、やる気が出ている状態とほぼほぼ同じである。
ちなみに、危機感は案外簡単に作れる。
期限を作り、達成できなかったときに後ろめたさを与えるだけでいい。
例えば、「1記事書くまで待ち合わせ場所に行ってはいけない」とかだ。
(遅刻しても平気な人には効かないかもだが・・・)
まあ、危機感なんて感じない人の方が人生は幸せだと思うが、やる気を出すためなら効果抜群だと思う。
とにかく、これで自然にやる気がやってくる場所と正体が「ポジティブな感情」と「危機意識」だ分かった。
そう考えると、冒頭で書いたのやる気スイッチがを長く押し続けられない理由もわかる。
「慣れ」が原因だ。
「ポジティブな感情」はネガティブな状態があってこそなので、ずっとポジティブ状態が続くとだんだんポジティブとは感じなくなりやる気も落ちていく。
「危機意識」はまさに「慣れ」と正反対にあるので、慣れてしまえばもはや「危機意識」ではないだろう。
つまり、自然に出るやる気とは感情と意識による一時的な行動量の増加なのだ。
これで自然に出るやる気の正体が分かった。そしてここで2つの共通点を上げるとどちらも「状態(やる気)」→「行動」となっていることがわかる。
じゃあ、逆に「行動」→「状態(やる気)」とはできないのだろうか?
もしできるなら、「行動」→「状態(やる気)」→「行動」の最強ループが意識して作れるはずだ。
僕の結論は「できる」だ。
(と言っても、僕の経験談からなので科学的根拠はほとんどないのだが・・・)
最初はとにかくその分野を知る(行動する)。
するとその分野に詳しくなり、もっと知りたいと思ってくる。さらに、その分野の中で自分の得意なことを見いだして、そこに面白みや興味を持つようになる。そうなればもう、やる気状態になっているのだ。
おそらく、これに似た経験をみんなもしていると思う。
こうなってくると、「行動」≒「やる気」になってくる。
じゃあ、「結局やる気って何?」って聞かれるとポジティブ感情、危機意識、行動の3つのうちどれかになる。
ここからは、人それぞれ好きな物を選べばいいと思う。
自分の性格に合ったものを選べば、一番いいパフォーマンスにつながると思う。
ちなみに、前にも書いたが僕が「やる気=メッチャ行動すること」と行動を選んだ理由は、やる気を出すハードルが一番低いと思っているからだ。
自分でやる気を出す出さないが選べるからだ。
以上、今日のhirotoの頭の中でした。
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