ACA(Absolute Championship Akhmat)の魅力

ACAが帰ってきた!

昨今のコロナ禍のおかげで、活動自粛が続いてきた総合格闘技(MMA)界。

自分の押し団体のACAもその例外ではなく、活動自粛が続いていた。

それが今週の7/13(月)、ついにACAがカムバック!


ーACAって何?

ACA(Absolute Championship Akhmat)はロシアのチェチェン共和国を活動の本拠地にしているMMA団体だ。

「なんで、日本人がロシアの、それもチェチェンの総合格闘技団体を押してんの…?」

多分、この記事を見た9割以上の方はそのような疑問を抱くかと思う。


でも、自分はこのACAという総合格闘技団体が大好きだ!

ACAは一言で言うと、“総合格闘技”という競技そのものにより焦点を当てた団体といえる。

そのスローガンは、ズバリ

「LESS SHOW MORE FIGHTING」

直訳すると、

「ショーをより少なく、戦いをより多く」


例えばそうだな。。

日本でMMAって言うと、まずアメリカのUFCや日本のRIZINとかを思い浮かべる方が多数だと思う。

それらを一括りには出来ないんだけど、基本的に総合格闘技の興行って、その競技性と同時に、観に来てくれたお客さん達を楽しませる「エンターテイメント性」が求められたりするんだよね。

試合の前に行われる選手間のトラッシュトーク(舌戦)だったり、ド派手な入場シーンの演出だったり、セクシーなラウンドガールが大会を彩ったり…。勿論、そうゆうエンターテイメント性が好きだ!って人達の気持ちも分かるし、自分もそうゆうのが面白いな、と感じる時もある。


でも、自分はどっちかって言うと、MMAの競技性を掘り下げて出てくる、選手達の自然な感情だったり、ストーリーが好きだ。

なんだろ、、エンターテイメント性って時にスポーツに「ノイズ」をもたらすものだと感じている。



話をACAに戻そう。

先に述べた通り、ACAの特徴は、総合格闘技そのものの競技性に焦点を当て、エンターテイメント性を極力除外した団体だ。

ド派手な演出はなし、ラウンドガールはなし、試合前のVTRはメインのみ、試合後のマイクも少なく、淡々と選手が入場して試合が行われる。


自分はACAはとても硬派な団体だと思っている。

例えば、世界最大の総合格闘技団体はアメリカのUFCだ。

それは、アメリカという国の持つ圧倒的な経済力や市場規模を見ても一目瞭然だと思う。UFCには全世界から優秀な人材が集まる。本当に、UFCは桁が違う。


自分はUFCの持つ躍動感や華やかさが「動」だとすれば、ACAは「静」だと考えている。ACAのスタッフが作る世界観は静かで淡々としていて、UFCのような華やかさはないけど、その分、選手やファンはよりフラットな気持ちで総合格闘技を楽しめると思う。

どちらが、正しい!っていうのはない。


そして、ACAの選手達は非常にレベルが高い!

ACAは本拠地がロシアなので、ロシア国内の選手達が中心になってマッチメークが組まれる。格闘技に明るい人なら察しが付くかと思うんだけど、ロシアの持つ格闘文化って本当に凄い…。日本で、ロシア、それにチェチェンっていうと、とかくネガティブな話ばかりがクローズアップされるけど、こうゆう部分も話題になってくれれば嬉しいなぁ。。


そして、そのACAが今週の7/13(月)に帰ってきた!

勿論、今は全世界がコロナウイルスの影響でフライトが規制されているので、当面、ロシア、それに旧ソ連圏の国々の選手達で大会が構成されていくんだろうけど、それでも一人のファンとして嬉しい。


大会の様子や、この選手が凄い、このスタッフ達が凄い!っていうのも記事にしていきたいと思っているんだけど、今日はこのへんで。

兎にも角にも、おかえり、ACA。

これからも日本から、ACAスタッフ達が作る、#LessShowMoreFightingな世界観を楽しみにしている。


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