ありがとう、青年海外協力隊
ありがとう、青年海外協力隊。
自分の中での協力隊活動は今月で終わりを迎える。赴任して数ヶ月しか活動できなかったから、不完全燃焼。
だけど、改めて思う。
青年海外協力隊に参加出来て良かった!
青年海外協力隊を受験したのは4回。
2回は不合格、1回は受験途中で訳あって辞退。
そして去年の2月、合格!
あの時は、所属先の会社と揉めることもあったけど、最後には自分の背中を押してくれた。感謝の気持ちは忘れない。
それから約半年後、JICAの二本松訓練所に入所。
改めて思うけど、協力隊って途上国に派遣される以前に、色んな職種や分野の人達がいるからその時点で、カルチャーショックを受けるんだよね。勿論、自分もその一人だった。
そして実を言うと、最初は訓練所の雰囲気が好きじゃなかった。
「こいつらチャラいな」って思ってた。
だけど、今振り返ってみても、毎日が刺激的だったし、沢山の人と出会い、その中で新しい自分にも出会えた。こうゆう経験って何年経っても色褪せないと思う。
そして、去年の12月に任国のカンボジアに渡航!
約一ヶ月語学研修を受けつつ、首都のプノンペンを同期隊員達と散策したのは、自分にとってつかの間の冒険だった。
またいつか必ず、同じメンバーでカンボジアを散策したい。
そして、今年の1月から赴任先のバッタンバン大学農学部に配属。
カンボジアの地方国立大学の現状は予想以上に荒んでいて、暗い気持ちにさせられた。破損した機材、使われずに劣化していく機器、それでも送られてくる支援物資。
ここで自分は国際協力の現実を見た。
先進国の途上国支援が、途上国に腐敗をもたらす現実を。
多分、これは国際協力にとって永遠のテーマだと思う。この答えは、これからの協力隊員の人達に託すしかないのかな。。
でも、ここでも自分は多くの人々に救われた。カンボジアの人達は陽気で優しい。お酒飲めばすぐに仲良くなれるし、「一緒に飯食おうぜ!!」といつも誘ってくれる。
時間にも大らかでルーズな彼らに振り回されたけど、今ではカンボジアが、カンボジアの人達が大好きだ。
今でも思い出す。
あの使われない機材はどうなるのかな。
売店や喫茶店で働いていた学生たちは、今後どんな人生を送るのかな。
屋台街にいた物乞いの子供たちは、今どういう風に暮らしているのかな。
自分の中での協力隊活動は終わりを迎えるけど、この気持ちはどこかで再確認したい。
こんな形で協力隊活動を終えるとは、思っていなかったけど、これもまた人生だなと思う。
またいつか会おうぜ、カンボジア!
そして、改めてありがとう。青年海外協力隊。
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