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ライブでのMCはご褒美

2024年4月18日は「3人でもワンマン」というタイトルで、Hirotoki Musicでライブを行いました。ドラム、ベース、シンセ&ボーカルの3人です。

1年以上前にアルバムをリリースしてから、ほぼ、ノンプロモーションで、ライブも昨年は、2月の自主イベントと相乗りの2本だけ。そろそろなんかやらんといかんなぁ、と、さほど高揚感も切迫感もないけれど、なんとなくやろうかと思って設定したワンマンライブでした。

おしゃれなハコ(下北沢Bar?CCO)と温かいお客様皆さんのおかげで盛況でした。改めて御礼申し上げます。

が、私のてんぱり具合は、もう、ほんとすいません。ごめんなさい。
写真でもわかるようにiPadを「ガン見」してます。
歌詞を見てます。自分で作った歌詞なのに、覚えられません。覚えてなくてもその場で適当に作ればいいじゃん、どーせオリジナルの歌詞なんて聞く人は分かんない、とはいえ、ラッパーのように言葉なんて出てきません。でてこないと、なんだかわけのわからん鼻歌になるという醜態をさらします。
歌のほかに、鍵盤を弾きながら歌います。ドラムとベースがいなければ、弾き語りじゃん、と言われるかもしれませんが、無理です。D &Bがいないと・・・。
で、この鍵盤弾くのも、得意じゃないうえに、なにげに難しい。簡単に言うと、黒鍵盤を使う曲が多く、これが♭と♯でどの曲でどうだったかが、やってるとこんがらがるんですよ。大した曲数もないのに。
ベースの岩川君に言われました。
「習慣的に体に叩き込まれてないとダメです」と。30年の付き合いの後輩君は、いつも適切なアドバイスをくれます。
自分でも十分わかってます。見切り発車でライブをやりました。

この年になってくると、ライブをやってもMCがだんだん楽しくなってくるものです。おしゃべりですね。私もいつしか、MCが楽しくて、ライブやってるところもあります。気分は、結婚式でのおっさんの挨拶に近いです。しゃべってるうちにハイになる。ウケるとうれしくなる、という現象です。
不思議なもんで、音楽がちゃんとしてるライブは、MCも楽しいんですね。しゃべれるおっさんになってくると、演奏のマズさを、しゃべりでリカバーしようなんてことを考えたりして、しゃべるネタばっかり考えて、演奏がおろそかになる、演奏の反応が悪いと、落ち込んでしゃべってもロクなことを言わない、というアホなループに改めて気づき、反省をしました。

人前で歌うという行為は特殊な作業でありまして、お芝居は台本をもとに演じる、という点では同じかもしれませんが、歌うってのは通常の精神状態から自分をちょっと離れさせて取り組む行為であり、生理的でもあります。ここにしゃべりという行為は、いったんその引き離した精神状態を戻すことになるので、曲によっては、パフォーマンスによってはしゃべりの方向にも影響することはないこともないですね。(どーなんだろ・・・?)
しゃべる内容は、ステージ前に8割がた決めますが、そのうちの3割もしゃべってないですよね。んで、その8割がた決めたことを全部しゃべったから、良いわけでもないんですよね~。これがライブ(生)の恐ろしさです。

次回は気持ちよくしゃべれるライブをやりたいと思ってます。
2024年11月7日は一応ライブが決まってます。
なんだ、告知になっちゃったよ。

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