なんでもできるベリンガムに救われたマドリー。ラ・リーガ1節

スタメン
ルニン、カルバハル、ミリトン、アラバ、フラン、チュアメニ、バルベルデ、カマヴィンガ、ベリンガム、ヴィニシウス、ロドリゴ。

基本はプレシーズンの継続。4312でスタート。撤退の時はベリンガムが左SHになり、相手のSBに対してはインサイドハーフが出る。ヴィニとロドリゴに代えてモドリッチとホセルを使ってから4231のようになった。

試合に入る前に大きなことが起こってしまった。練習中にクルトワが前十字靭帯断裂で今シーズンの起用が不明確になってしまった。この試合ではルニンが器用され、現在はチェルシーのケパをレンタルで獲得することがほぼ決まっている。
そして、この試合でもミリトンが膝を怪我し交代。軽傷であることを祈るばかりだ。(前十字靭帯断裂と診断。本当に最悪。)

この試合のマドリーはとてもコンディションがよかった。その中でもベリンガムは別格だった。多くの場面に現れ、多くのタスクをこなした。
対するアスレティックは強度が低かった。だからロドリゴのゴールは生まれた。ただ、急激に強度を上げられるのが彼らだろう。だからこそベリンガムが前半のうちに追加点を取って試合を終わらせたのは大きかった。

前からプレスに行くときは相手のボランチ、撤退するときは左SHで相手のサイドバックをつぶしつつ(カマヴィンガと位置を入れ替えるときもあったので流動的なのだと思う)、プレスバックしてバックラインを助けた。運ぶ局面も奪われない。裏へのロングボールが出るときにはCFの位置で追いかける。彼の能力でしか成立しえないタスク。そんな彼にポジションを渡すのは当たり前だろう。

最後のほうに出てきたクロースとモドリッチの話。
彼らは明確に走力がない。だから4312においてできるポジションが限られている。それでもこのチームに組み込まなければならない彼ら。今日にように後から出てきて保持をするためのオプションとして使うことがずっと可能なのならそれでいいのだが、プライドがそれを許さないだろう。このシステムの一番の懸念がそこ。

正直、今日の試合はプレシーズンと変わらないから書くことがない。怪我人の心配といくつかの変えの利かないポジションの選手がフルシーズン戦えることを願って終わりとする。そのうちの一人がベリンガムだ。


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