とにかく尖れ

こんにちは。ドイツに留学中の岡田洋之佑です。
昨日ようやく授業が始まりました。
そこで痛感したことと今感じてること、そしてみなさんに伝えたいことを書いていきたいと思います。

とにかく尖れ

僕まだドイツに来て2週間と少ししか経っていません。ただ痛感させられることが山ほどあります。
僕がこれから書く内容は賛否両論あると思います。
あくまでも僕の目線ということをご理解いただき読んでいただけると幸いです。

僕は大学だけどもビジネススクールような学校に通っている。
そして僕はインターナショナルプログラムとして受講している。
留学生の割合でいうと9割がヨーロッパ(スペイン、イタリア、ノルウェーetc)7分が欧米(メキシコ)3分がアジア(中国、韓国、台湾、日本)である。大学にいる日本人は僕ひとりだけである。感じることは少数派であること。しかし留学生や現地の学生は包容力があり多様性を受け入れる力が高いと思う。その理由として高品質な教育を受けてきたことが挙げられるが、どうもただそれだけではなさそうと感じていた。

基本的に講師は学生の名前を覚えるスタンスではなく、あくまでも講師と生徒には明確な関係性がある。だが距離があるという訳ではない。教える時も質問する時も最後まで学生の話を聞き、意味を汲み取ろうとする。またビジネススクールであることから講師は教授ではなく、一流のビジネスマンであるのだ。中にはCEOだったりする。その人たちから感じる人間力は力強いものを感じる。

少し学校についての前置きが長くなってしまった。ここからは「とにかく尖れ」について話していきたい。

これを読んでくれている方々は学校でどのような教育を受けてきただろうか。
僕が知る限りの日本の学校教育は「広く浅く」である。
感じることは文部科学省および日本政府は「普遍性のある人間」の人材育成を目指しているのではないかと思う。僕が知る限りの大学の多くには必修科目があり、自分が選択したくなくても取らないといけない授業がある。これは海外の大学にも通づることだと思うが、一緒だとはとても言い難い。

日本ではあまりない質問だと思う。
あなたの専攻はなんですか?
という質問を初対面でよく聞かれる。
(僕はいつもManagement and Environmental business perspectiveと答えるが、笑)
僕は実際、大学では国際教養学部だ。これを英語に訳するのは相当難しい。なぜなら「教養」と日本語で聞かれてもすぐに明確な説明をすることが難しいのである。実際に履修していた授業は「言語、文化、マーケティング、経営、財務会計、経済学、言語学」と何が教養で何が専攻かわかない。
一応、国際教養を直訳すると [The international liberal art] とでもいうのだろうか。

一方で同じ質問を同僚や知り合った人にすると必ずすぐに明確な専攻を教えてくれる。そしてかなり専門性の高い知識を教えてくれる。

そこから感じることは、サバイバルであるということ。
日本では決まった時期にインターンがあり就職活動がある。ましてや大学進学は高校卒業後すぐ、という暗黙の了解があるように思える。
しかし海外ではGAP YEARというものがある。それは1年間学業以外の体験をすることである。日本でこれをすると何と言われるだろうか。
僕はこの2つの呼び方をされるだろうと考える。
「浪人」と「ニート」
いかにも響きが悪い。
しかし、考えると何がそうさせているのだろうか。
たまに何歳か聞かれる時があるが、僕は21歳で相手が29歳とかもよくある話だ。でも本当に年齢は関係ない。何歳だって人生は何回も始めれると強く感じさせられる。

僕は今日Competitive Advantage (競争優位性)という授業の初めのクラスがあった。驚いたことに受講している90%以上がMaster Degree大学院生であった。そして専攻もかなり難しそうなものが多かった。
さらに授業内容もかなり高度である。
講師が生徒に課した課題はこれだ。

君たちはコンサルタントファームだ。今から君たちに会社を分析してもらう。個人ではなくチームでだ。毎週必ずPPTを提出するように。

僕は大学生だ。大学院生ほどの知識はないが、それ相応の経験はあると自負している。自分の個性を存分に尖らせて自分と戦っていく。

最後にとても強く感じることを伝えたい。
日本の教育を否定している訳ではない。
ただ日本はジェネラリスト(万能タイプ)を作りだそうとしている。
ただ単にみんなが想像している通りのレールを歩いてきたひとが突然海外で勝負しようとすれば当然つまずくと思う。
正直な話、僕は日本の将来に悲観的である。改善されぬ少子化問題、高齢化がただただ進む社会。深刻化する円安。その割に海外からのインバウンドを狙うための観光を再開しない。進まぬコロナ政策。税率だけ上昇して恩恵がわからない社会。僕はとても悲観的である。もちろん人には人の意見があるのは承知の上である。
ここまで読んでくれたあなたにどうしても伝えたい。
とにかく自分の武器を磨いて失敗を恐れずに尖れ。
そしてその武器を常に経験と共にアップデートしてほしい。
現に僕は英語がある程度話せるし理解できる。ただそれだけではこの世界では戦っていけない。だから本気で挑戦するし、本気で失敗する。そして本気で成長する。

とにかく尖れ。

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