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あなたは光る原石です。

みなさんこんにちは。現在ドイツに留学中の岡田洋之佑です。
私は学部生(Bachelor)ですが実は現在院生(Master)の学生に混じって授業を受けています。クラスの内容としてはManagementです。とても大きな括りです。これを日本語に訳すると一般的には「経営」となるのでしょうか。ただ私はこの「経営」という言葉の枠にはまりきらないと思ったのでそのままManagementを使用させていただきます。

私が通う学校の特徴としては先生が教授ではないところが大きなポイントだと思います。実際にCEOやエリートビジネスマンが講師となり授業を行ってくれています。そうともなると基礎を教えるのではなく、どれだけ基礎に忠実にケーススタディを行えるかが重視されています。僕としては単なる座学ではないのでとてもやりがいを感じていますが、やはりMasterの学生と混ざって授業を受けているので必死です。(笑)

僕はなんでもサッカーで得た経験に例えてしまう癖があります。これはサッカーが僕の人間形成をしてくれたからでしょうか。いつも「サッカー」という存在が僕を支えてくれます。

それはさておき、この本題に入っていきます。

あなたは光る原石です。 

とある日のことです。僕は市場分析の授業を受けていました。そこであることに気づきました。
このレッドオーシャン(競争が激しい市場)で勝ち残るためには?または自分のビジネスそのもので勝ち残る方法は?という問いでした。
僕はビジネスのスキルに関してはまだ未熟です。
ただなぜか自身があります。
それはなぜか?

この根拠のない自身に対して言語化をしてみると面白い自分なりの見解が見えてきました。
それは自分の価値、そして自分の限界を知っているからです。
僕は高校生まで本気で狂気なほど日本一を目指していました。
日本の部活のいわゆるレッドオーシャンはサッカー・野球・バレー・ラグビーといったところでしょうか。
高校サッカーにおいて競技人口から考えて全国高校サッカー選手権大会の開会式の駒沢スタジアム(僕の世代)を歩くことができる確率は名の馳せた東京大学に合格するより難しいとされています。
僕も実際にその駒沢スタジアムを行進しました。
しかし僕にとってこの行進はとても意味深いものでした。この背景にあることをすべて語ると大幅に話が脱線するので簡潔に書きます。
僕は高校3年の地域予選ではベンチ外で応援団の太鼓と作曲リーダーをしていました。僕はこの大会だけでも新曲を7曲ほど作りました。そんな選手がどうやって本戦の全国大会でベンチ入りまで果たせたのか。いまだに定かではありません。ただ自分の考えから、そこには徹底した自己分析とサッカーをする意味を理解していたことが考えられます。

本気で勝負・競争に勝つためにはどうするればいいだろうか。
この問いにはとても簡単でした。
「足るを知りなさい。」
という言葉をいくつかの哲学書で見かけたことがありました。
僕はそれほど大きいGKではありません。
そんな選手が身長CM190に高さで勝てるわけがありません。
かといって僕には目立った武器はありませんでした。
この「目立った武器がない」ということがポイントでした。
僕は基礎技術と論理的思考には得意でした。
難しいシュートには高い身体能力でカバーすることができません。
ただ簡単なコースは止められます。これは誰でもですよね。
だから僕は徹底的に考えました。どうすれば自分の能力の範囲で止められるだろうか。何度も何度もゴール集やセーブ集を見てゴールの角度、打つタイミング、どのコースに打たせる等の分析を行いました。それと同時に自分の限界も知りました。自分の心理的限界を突破することが重要です。僕は何度かこの心理的限界の挑戦をして体調を崩しました。(笑)アスリートとしてみっともないですよね。ただこれも成功のひとつです。僕は限界HPを知ることができました。これは今でも僕を助けています。

そして同時になぜサッカーをするのか?という哲学的な問いもの挑みました。僕はこの15年間考えに考え抜いた末に最後の3ヶ月で気づくことができました。
それは「誰かのため」です。
なんだよ、そんな抽象的な言葉。と思われたひともいるかもしれません。
ただこれは知る人ぞ知る言葉なのです。
簡単にこの文字で語られる言葉ではないのです。

サッカーは勝つためでもなく、承認欲求を満たすためでもありません。
サッカーに限らず、この世の全ては「誰かのため」にあるものです。僕はそう悟りました。

僕が今日学んだビジネス市場分析の話に戻りましょう。
僕には自信があります。
このビジネスの世界でも生き残り勝つ自信があります。

ビジネスの基本的大前提は利益を上げることです。
ただ僕はこの前提は違うと断言します。

利益を上げることは二の次です。
僕はビジネスの在り方は地球に還元することです。

いつから人間はこの地球を「家」と呼ぶようになったのでしょうか。
もしこの地球を家と呼ぶなら、なぜ何も行動を起こさないでしょうか。

僕は繰り返し言いたい。
あなたは光る原石です。
この人間は地球に生まれました。この世の全てのものは地球の一部です。
今これを見ているあなたが手にしている電子機器も元々は地球にある物質から作られています。

光る原石。
他人と比べる必要はないことを主張したいです。
僕はドイツにきて他人と比べることを極力やめるようにしています。
なぜなら感覚的に僕が出会う留学生(ヨーロッパがほとんど)は他人と比べつ自分軸で生きています。また比べるくらいだったら自分の幸せを追求しようというスタンスです。
もし同じ方向に走っているライバルがいるなら、違う方向に走ればいいと思います。僕はそうして体育会サッカー部にいる時に自分をブランディングしていました。
僕はラッキーなことに僕の大学には日本人が僕だけです。
すでに差別化ができています。
僕はこれからもどんどん違う価値を発掘していきます。
そのためには様々な人と会って経験を得ることが重要です。
僕のお金の定義は経験を買うことだと思います。
僕はこの留学のために70万円を貯金してきました。
コロナが始まってバイトしながら部活と勉強を両立してきました。
やっとこの紙とコインを経験と交換する時期が来ました。


あなたは光る原石です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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