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#34 後輩の指導法で先輩と意見が食い違って、悩んでいます。
今日は、仕事の指導法の悩みについてのご相談です。
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仕事の指導方法で悩んでいます。
今年の7月から年下の後輩が同じ職場に異動してきました。
私が指導係をしており、教える事に苦慮しながらも2週間ほど経過致しました。
もともと同じ同僚の先輩がいるのですが、
「あいつ(後輩)は総合職だから厳しく接する」と言っており、厳しく接することに異論はないのですが、
その厳しさに疑問があります。
私が考える厳しさとは仕事の内容について高いレベルを求めるという事だと思うのですが、
先輩は厳しさについて「そもそも総合職なんだから1回しか仕事を教えない。2回目以降の質問は受け付けない」と言っています。
このことについて疑問に思っており、
仕事をきっちり教えた上で高いレベルの仕事を求めると考えている自分と先輩に考えが一致しておりません。
どちらの対応が正解なのでしょうか。
厳しく接するとは先輩のいうような厳しさなのでしょうか。
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後輩の指導は、大変です。
良かれと思って行った言葉が、相手を傷つけてしまったり、
逆に指導したことがうまく噛み合って、
後輩のレベルが上ったときは、とても嬉しいものです。
どちらにしても試行錯誤が続きますよね・・・
では今日も、読書を通じて相談者さんの問題解決のヒントを
お伝えできればと思います。
それでは、早速始めましょう。
今日参考にした本は、
内藤誼人 著「なぜ、島田紳助は人の心をつかむのが上手いのか?」です。
この本は、心理学者の内藤誼人さんが、島田紳助さんのエピソードを
紹介しながら、日常に活かせる学びを伝えている本です。
この本の143ページから、相談者さんの問題解決のヒントになりそうな
話がありました。
島田紳助さんは、番組の視聴率とか番組が成功するかは、
あまり気にしなかったそうです。
なぜなら、自分ひとりで番組を作っているわけではないから。
紳助さんは、このことをバイクのライダーにたとえています。
タレントは、雇われのライダーみたいなもので、
当然力を出し切ってベストを尽くそうとするが、
結果はバイクの性能にも左右されるし、メカニックの力量にも
影響されると話しています。
~~~本の内容は、ここまで~~~
テレビ番組も、出演タレントの人気がとても大切ですが、
それだけでは番組は成り立ちません。
番組を作る、放送作家さんや演出をするプロデューサーがいたり、
カメラマン、音声さん、衣装さんなどたくさん人が関わり作られています。
それぞれがベストをつくすことで良い番組が作られます。
この本の内容を相談者さんの職場に当てはめてみましょう。
7月から入ってきた後輩を新人タレントとします。
相談者さんは、放送作家です。
厳しい先輩は、プロデューサーとします。
新人タレントは、放送作家とプロデューサーの意見を取り入れながら
自分の仕事に徹します。
放送作家(相談者さん)は、番組を成功させるため、タレントに高いレベルを求めますが、
必要以上に厳しく接することはしません。
プロデューサー(先輩)は、ゴリゴリに厳しくタレントに演出することで、
良い番組を作ろうとします。
この3人に共通するのは、良い番組を作りたいということです。
ただ、放送作家とプロデューサーのアプローチの仕方が違います。
正直、放送作家とプロデューサーのどちらのアプローチが良いのか
迷うところです。
2人ともタレントに厳しくしては、タレントが萎縮して良い仕事が
できなくなってしまいます。
なので、結論としては、先輩が厳しく指導すると思うので、
相談者さんがフォロー役に回るのが良いのではないでしょうか。
要は、アメとムチです。
先輩と良いバランスを取りつつ、後輩さんを一人前に育て上げてください。
今日の回答は以上です。
ありがとうございました。
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