家族心理学③

前回のまとめ

晩婚化非婚化
離婚の増加
少子化
家族の形態の多様化
単身世帯の増加=基本の単位は
標準世帯はもはや標準ではない
単独世帯が夫婦と子ども世帯を抜いた標準モデル世帯はもはや標準や典型ではなくなっている

家族の単位が個人へ

国民生活白書
ゆとりある家計と新しい家族像を求めて
婚姻と血縁を基礎とし夫婦を中心にその近親者らとともに営まれる生活共同体

血のつながり
日常生活をともにする

心理学の視点から
1972
夫婦を中心とし、親子、兄弟などの近親者がその主要な構成員で相互に愛情や家族意識によって結ばれて共同生活を営み、人間的・文化的な生活を共にしている集団

血縁とは書かれていない
1953
特別な愛情による結合、連帯的責任感、最も全面的な人間関係、子どもが最初に対人交渉を持つ社会・

家族社会学の視点から
1997
夫婦、親子、兄弟など、少数の近親者を主要な成員とし、政委員相互の深い感情的かかわり合いで結ばれた、第一次的な福祉思考の集団

近代の家族は、親密さとアイデンテぃてぃんぴ欲求にたいおうし。。。家族の成員たちは感情やなれた
アリエス

山根1986
上の1994

家族の多様性


核家族
マードック→家族の最も基礎的な単位

(核)家族を親目線で(生殖家族)
家族を子供目線で(定位家族)

まーどっく
家族の本質的機能

家族の機能とは①②③

タクマ依田(1972)
緊張解消による休息を求める場所
怒りや喜びを遠慮や気兼ねなく表すことができる場所
子どもの社会科を促進する

岡堂(1999)
衣食住を確保し、生命・生活を維持していく機能
個人及び家族が直面する危機に対処し、それを克服していく機能
発達的危機・状況的危機

柏木(2003)
対内的機能
生理的欲求の充足機能や子の養育機能
対外的機能
労働力の提供及び再生産機能、生産機能や消費機能

オルソンの円環モデル

FACES-3
私の家族は、困った時、家族の誰かに助けを求める
私の家族では、家事・幼児は必要に応じて後退する
家族がまとまっていることはとても大切である
私の家族では、問題の解決には子供の意見も聞いている。
家族の決まりは、必要に応じて変わる。

ある構成要素にトラブルが、、、サブシステム全体に働きかける
構成要素↓
サブシステム↓
システム

家族の発達
発達段階と発達

家族周期・家族サイクルによる変化
社会の変化に伴う変化

家族ライフサイクル(中釜、2006)
1 家からの巣立ち(独身の若い時期)
2結婚による両家族の結合(新今期・家族の成立期)
3
4
5
6
7

家族システムの発達課題
1限家族からの自己文化

家族の形成期
個人で生活していた人が新たな二者関係として生活していくためにはルールが必要
新たなシステムとして機能するための基本的なルールの構築

家族の発展期
子供が生まれる
乳幼児期の育児
親としてのサブシステム、夫婦としてのサブシステムの両立

児童期〜思春期

家族の収束期
子離れ・親離れの時期
少子高齢化によって子供が成人した後の親子関係が変化
パラサイトシングル
空の巣症候群
親子仲は良いが、親ー子の依存的な関係が継続

パラサイトシングル
学卒後も親と同居し、基礎的生活証券を親に依存している独身者を指す造語

家族の収束期
エイジング
老化
喪失体験

家族周期家族サイクルによる変化

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